あなたがもし今後「コロナも落ち着いたし、仕事一週間休んで良いし、お金出すからどこでも好きな国行って良いよ!!」と言われたら、、
ロシアに行きたいと思いますか?!
もしかしたら「ハイ!!ロシア行きたい!!」という方少ないかもしれませんが、ロシアは建物も、バレエや絵画などの芸術も素晴らしく、食事も美味しい国なんです!
私は2015年の3月に一人でロシア(モスクワ・サンクトペテルブルク)に行きました。大学時代ロシア語を専攻していたこともあり一度は行ってみたかったのですが、想像以上に魅力的な国でした。
この記事を読んで「ロシアも良いかもなあ…」とちらっとでも思ってもらえたら嬉しいです!
ポクロフスキー聖堂(ワシリー寺院)
今回はロシア旅行社さんにフライトチケット・ホテル・ビザの取得をお願いし、ツアーなしで行きました。ロシアは寒い!!と持てる限りの服を着込んでいきましたが、3月は春が近づいてもう雪が溶け、建物内では暑いくらいでした。
ロシアと言えば!この建物をイメージしませんか?
私はモスクワについて一番最初に行きました。
かの有名なイワン大帝がモンゴルに勝ったことを記念して、かの有名な赤の広場に面して建てた聖堂です。
それぞれ色と模様が違うタマネギ型のドームが目を引きます。
イワン大帝は余りに美しい建物だったので驚き、もうこれ以上美しい建物を作れないように設計した二人の目をくりぬいたとか…怖っ…
冬期はオープンが11時とゆっくりめなので朝一番に行くと待つことになります。
建物の中は薄暗く複雑なつくりで、迷路のように感じました。壁一面に絵があってとても綺麗でした。
私が行った3月はあまり観光シーズンでは無かったためか、(アジア人はほとんど見かけませんでした)聖堂の中もそれほど混雑はしていませんでした。
赤の広場の近くにはグムという大きな百貨店があり、お土産屋さんやフードコートも入っています。
血の上の救世主教会
こちらはサンクトペテルブルクにある、血の上の救世主教会です。
こちらはポクロフスキー聖堂に対して比較的新しい建物で、建物の中も広くて明るいです。
内部の壁も天井もモザイク画の装飾が美しかったです。
農奴解放などさまざまな改革を行ったアレクサンドル2世が暗殺されてしまった場所に建っているから、「血の上」という言葉がついているんだそうです。
教科書やテレビでよく見るので、本物に入ることができると感動します。
トレチャコフ美術館
大金持ちだったトレチャコフ兄弟が収集したコレクションが元になっている美術館です。
本館にはイコン画から20世紀初頭までの絵画、新館にはそれ以降の年代の絵画が展示されています。
ロシア文化の授業で聞いた画家の作品が多く展示されていて、行ってみたい美術館でした。
最寄り駅の「トレチャコフスカヤ」で降りたと思ったら、同じ駅で違う線の「ノヴォクズネツカヤ」で降りてしまったらしく、道が分からずぐるぐる歩きました。
掃除していたおばさまに聞いてそれらしき場所に辿り着いてからも、入り口が分からずぐるぐる歩きました。
なんでこう、方向音痴なんでしょう。分かる方にはすぐ分かるのかもしれませんが、近くに「美術館はコチラ!!」みたいな看板はほとんど無かったので、付近の詳細な地図を持って行くことをおすすめします。
ロシア絵画はよく知らないというあなた。そうですよね。
私はミハイル・ヴルーベリという画家さんの作品がなんとなく妖艶で素敵で好きです。
サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館はヨーロッパ各国の様々な年代の美術品が揃っていますが、せっかくロシアに来たらロシア絵画にふれるのもおすすめです!
ボリショイ劇場
どうしてもロシアでバレエが見たかったので、日本にいるときにチケットを予約して行きました。
英語のメールだったのでちゃんと取れているのか最後まで不安でした。ホテルの受付にちゃんと届いていた時は、よほど嬉しそうな顔をしたのかホテルマンに笑われました。
ボリショイ劇場は改修工事がされ、2011年にリニューアルオープンしたそうです。
演目は「ハムレット」。当たり前だけど主役級の方だけでなくもう全員がめちゃくちゃ上手かったです。
顔も小さいし足も長いし、みんな体重を感じさせず飛んでいるよう。
夢のような時間でした。
ヴェルニサージュ
お土産屋さんが並ぶマーケットです。
今回モスクワで泊まったホテルのすぐ隣でした。
入ってみると各お店の店員さんがガンガン寄ってきてくれて怖いくらいでした。
優しそうなおばさまのお店でマトリョーシカを買いました。
当時のレートでマトリョーシカが1200~2000ルーブリ(ロシアの通貨)のところ、1000ルーブリだったのを800ルーブリにまけてくれたので安かったのだと思います。
おばさまは「私が顔を描いたの!」というようなことをおっしゃっていました。本当かなあ。
ホテルに帰って開けてみると、一番大きい人形は目の輝きや周りの花模様もとても細かく描きこまれているのに、内側の小さい人形はどんどん絵のクオリティがさがっていくのが面白かったです。
マーケット全体がレトロな遊園地みたいな雰囲気で楽しかったです。
まとめ
ロシアに少しでも興味を持っていただけたでしょうか(笑)。
ちなみに大学でロシア語を学んでいたと書きましたが、私の下手なロシア語は一言も通じませんでした。「水」すら伝わりませんでした。
なので片言の英語でコミュニケーションしていたようです。
キリル文字がとっつきにくい印象ですが、ロシアの方は迷える私に道を教えてくれたり手袋落としたのを拾ってくれたり、とても優しい方ばかりでした。
旅行する機会があればポクロフスキー聖堂、血の上の救世主教会、トレチャコフ美術館、ボリショイ劇場、ヴェルニサージュはとってもおすすめです!参考にしてみてくださいね!
※私が行ったのは2015年で、この記事は現在の情報と異なる可能性がありますのでご注意ください。