ここに書いてあるだけでも数種類の添加物、他にもいったい何が入ってるんだろう??
一時期ハマってよく食べていたカニカマ。スーパーでパッケージの裏を見ながら立ち尽くしました。
『食品の裏側』(著者:安部司、出版社:東洋経済新報社、2005年)を読んだからです。
著者は添加物の神様
著者の安部司さんはもともと食品添加物のトップセールスマンです。
当時は「添加物はメーカーの悩みを解決し、安いものを求める主婦を救ってくれる。添加物で新しい食文化を作る!」と考えていたそうです。
しかし、自身が開発した添加物たっぷりミートボールを3歳の娘が食べていたことで「自分も家族も消費者だった」とショックを受けます。
そして会社を退職しこの本を出版されました。
表示が免除される場合があるらしい
この本には白い粉だけでとんこつスープができあがる、虫をつぶした色素で着色している食品があるなどショッキングなことがたくさん書かれています。
私がこの本を読んで一番ショックだったのは、
全ての食品添加物が食品の裏面に記載されているワケではない
ということです。
たとえば袋入りのカット野菜。裏面を見ても書いてあるのは野菜の名前だけです。
でも、あの野菜たちは切ってあるのにしなびたり変色したりしませんよね??
実は「殺菌剤」(次亜塩素酸ソーダ)で消毒しているから長持ちするんだそうです。
加工の工程で使っているだけで、製品には残っていないということで表示は免除。
えーー!!
そんなの、分かるわけないじゃん!!!
たしかに残ってはいないんだろうけど…
知った上で「今日は必要だから」と思って買うのと、全く知らないで買うのとはちょっと違う気がしませんか?
先日業務スーパーで「なんでこんなに安くできるんだろう…」と思ってしまったのもこの本を読んでいる時だったから^^;
関連記事:野菜食べたと安心するために、業務スーパーの戦利品でみそ汁作る
今日食べたものには何が入ってた?
他にも添加物を表示しなくて良いケースはいくつかあるようです。
また、同じ目的で使われている添加物は何種類使っていても一括表示でいいそうです。(例えば乳化剤、PH調整剤などなど…)
今まで裏の成分表示見るようにはしてたけど、書いてないのは分かりようがない!
私が今日食べたものには、一体なにがどのくらい入っていたんだろう?
添加物は安全だけど、安心して食べられる?
もちろん添加物は国で安全性を保証されています。
ただ、安部司さんによると「添加物を何種類か同時に摂った場合の安全性を検証したわけではない」そうです。
そして、この本が書かれたのは2005年です。安部司さんが添加物の会社に入社されたのがその30年前。添加物が多く使われ始めたのはそんなに前ではありません。
きっと本が書かれたときより今の方が、多くの添加物が使われているでしょう。
それだけの量・種類の添加物を長年摂り続けたらどうなるんだろう…?
今私が学んでいること
添加物の入ってない製品はほとんどスーパーでは見かけません。あれはダメこれはダメと考え始めるとほとんど何も買えなくなりますよね。
それでも裏を見てみると、同じ食品でも成分に微妙に違いがあります。
食べ物についてって自分で知ろうとしない限りは情報が入ってこないから、選べるようになるくらいには知りたい、学びたいと思っています。
そして料理にかけられる時間やお金と相談して選びたい。
娘には添加物が使ってない食べ物の味も知ってほしいな。手間はかかるし見た目は悪くても…
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