人間の腸には、なんと100兆個もの腸内細菌がいます。
腸の状態は、子どもの性格や免疫力、学力にまで影響があるそうです。
ただ、腸内細菌の種類を増やせるのは3歳まで!!
3歳まで何に気をつければいいのか?マンガをまじえ、Q&A形式で読みやすくまとめられた1冊です。
腸を決めるのは、なんと3歳まで
セロトニンやドーパミンといった幸せホルモンを作ったり、ビタミンを合成したり…と、腸の働きは食べたものの消化だけではありません。
必要なホルモンをしっかり作ったり、免疫力を高めるためには腸内細菌の種類を増やすことが大事。
その腸内細菌の種類は基礎が1歳半までに決まり、完成するのは3歳なんだそうです!!
それ以降は、自分が持っていない種類の菌を摂取してもすぐ体外に出されてしまいます。
そんなに早い時期に菌の種類が決まり、その後変わらない(もちろんヨーグルトなどで毎日良い菌をとることはできます)というのは初めて知って驚きました。
赤ちゃん~3歳までの食事や生活習慣が大切ということ!うちは、まさに今です。
赤ちゃんはどうやって腸内細菌を手に入れる?
そもそもお腹の中にいる胎児は、腸内も無菌状態です。
その後赤ちゃんは産道を通って生まれるときに、はじめてお母さんの腸内細菌をもらいます。
出産時には、膣内に普段はいないビフィズス菌などの腸内細菌がいたり、お母さんの体内を移動した腸内細菌が母乳にも含まれて赤ちゃんに受け渡されるそうです。
人間の体ってよくできてるんだなああ。
そして、赤ちゃんがいろんなものを舐めたり口に入れたりすることでも、様々な菌を取り入れられます。
コロナをはじめ感染症を恐れるあまり、家の中や大人の手を除菌しすぎるのは、腸内細菌的には良くないんですね。
3歳までにできること
うちはどこでも除菌したり、赤ちゃんに触る前は必ず手を洗ったり…など、もともとあんまり気にしていません。
3歳までに腸内細菌の種類が決まるのは驚きでしたが、じゃあ種類を増やすために何をしたらいいかというと、紹介されているのは「発酵食品や食物繊維をとる」「生活リズムを整える」など。
まあそうだろうなというか、大人と同じでいいんだなという感想でした。
また、食品添加物は腸内細菌の増殖を抑えてしまったり、抗生物質は腸内フローラを乱してしまうので3歳までは注意が必要だそうです。
泥んこになったり、動物とふれあったり。
感染症や食中毒には気をつけないといけませんが、とにかく早いうちに様々な菌とふれさせるのが大事です。