命が生まれるって、やっぱりすごいことだよねー漫画『コウノドリ』

今子どもがいる方も、いない方も、出産にはどんなイメージがあるでしょうか?

よく「妊娠・出産は病気ではない」と言われます。普通の出産は保険もききません。

とはいえ、現代の医療をもってしても、母子ともに心身のリスクに直面することもあります。

今さらながら漫画『コウノドリ』を読み、「出産時に何かが起こる確率」が意外と高く他人事ではないと知って、母子ともに命があることの有り難みを感じました。

生まれてくることの尊さ

コウノドリにはさまざまな妊婦さんと赤ちゃんが出てきます。

主人公が産科医とピアニストの二足のわらじであるように、作者も産科医で漫画家さんなのかと思うほど。

(作者本人は違うようですが、実在の産科医がモデルになっています。)

妊娠中の食べ過ぎ・太りすぎ(12巻)、タバコがやめられない(2~3巻)、迷信に振り回される(11巻)など、よくいそうな妊婦さんも出てきます。

耳が痛い。

「妊娠中は2人分だから」と食べ過ぎてはいけない!と最近は言われます。

分かってるけど、食欲暴走する時期ってありますよね…。

私は長女を出産後にこの漫画に出会いましたが、共感できることばかりで面白かったです。

ドラマは見ていなかったので、見たくなりました。(四宮先生が星野源さんだなんて…ステキすぎる…)

ただ、作中には順調に進むお産だけではなく、お母さんや赤ちゃんの命に関わる事態もたくさん出てきます。

「出産は何が起こるか分からない」という言葉が何度も出てきますが、本当にその通り。

娘が無事に生まれて育ってくれていることが有り難いと改めて思いました。

作中でも赤ちゃんが生まれるシーンでは毎度感動します。

知っているだけで違うこと

16巻に子宮筋腫の話が出てきますが、私も登場するお母さんと全く同じでした。妊娠するまで知らず、会社の婦人科検診では筋腫はわからないないことも知りませんでした。

他にも知ってるだけで違うなあと思ったのが、風疹のワクチンや、子宮頸がんの検査を受けること。

自分が元気なとき、妊娠していないときには軽視してしまいがちですが、妊娠中に風疹にかかると赤ちゃんに大きな影響があります。

予防できることなのに防げなかったとなれば、家族もお医者さんも本当に悔しいでしょう。

妊娠出産に関する知識は、その気で調べなければ知らないことも多いですよね。

漫画を通して「正しい知識を持ってほしい」というメッセージを感じます。

男性にこそ読んでみてほしい

漫画『コウノドリ』に出てくるお母さんはさまざまですが、お父さんも本っ当にさまざま!!

私の周りにもいろんな夫婦がいます。

出産してから「家族を大事にしてくれる一面を知った」という人もいれば、新婚の時は仲良かったのに、産後夫(妻)に不満を持つようになったという人。

優しい夫だったのに子育てには一切協力せず、子どもがそばに来ると「邪魔、邪魔」というので、2歳になる子どもが最初にしゃべった言葉が「じゃま」だったという人…。

漫画では、それまで家事育児は妻任せだったけど、立ち会い出産で変わったという人も出てきます。

今コロナで立ち会い出産ができず、出産時の大変さが実感しきれない、産前産後のツラさを知らない・想像できないという男性は多いかもしれません。

男性は出産を代われないけれど、お母さんになる女性の一番近くにいる人。

漫画で予習しておくのもいいのでは…。

連載は終了していましたが、新たに「新型コロナウイルス編」が描かれています。

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