6月。
梅仕事という言葉になぜか憧れます。
お洒落というか、余裕ある毎日というか、一手間かけた暮らしというか…。
うちは全然そんな生活じゃないけど、なんかいい!
やってみたい!
子どもも飲めるかな?と思い、梅酒ではなくシロップ漬けにチャレンジしました。
まずは瓶を消毒
まず瓶を消毒するところから。
購入した瓶には「新品スポンジと洗剤でよーく洗う&自然乾燥すればOK」と書いてありました。
でもなんか不安…!!熱湯消毒とかした方がよくない?!しらんけど!!
我が家に瓶が入りきる鍋はないので熱湯をかけることにしました。
熱湯消毒は、熱湯をいきなり注いだり瓶の縁に熱湯がかかったりすると割れてしまいます。
私が調べたのは瓶を一度50度くらいのお湯で温め、その後熱湯を注ぐというもの。
実際にやってみましたがお湯が熱く(あたりまえ)瓶が重く、隅々までお湯が行き渡っているのか謎です。
そして、なかなか乾かない!!
半日くらい乾かす時間をみた方がよさそうです。
漬けた梅の経過
瓶が乾いたら手と梅をよく洗いヘタを取って、氷砂糖と交互に入れます。
発酵が抑えられるというのでお酢も50mlほど入れました。
作業途中の写真が全く無いのは、私がいっぱいいっぱいだったから。
2歳の娘もお手伝いできるかなーなんて気軽に考えていましたが、菌が入りそうなことこの上ない!
砂糖を床にぶち撒かれても困るので、作業を見せることもできませんでした。
砂糖の濃度にムラがあると、薄いところから発酵しやすいので毎日1回は瓶を揺すります。(ということは、今考えると砂糖が一番上になった方がいいのかも)
3週間ほどで完成です。
こちらが1週間後。
水分が出てきたー!!まだ砂糖は残っています。
さらに瓶を振りつつ、2週間後。
なんだか液が濁り、瓶を揺すったときに気泡が出るようになってしまいました。
これは、、、発酵してる?
発酵した場合は、梅の実を出してシロップを沸騰させます。
まだ若干砂糖の溶け残りがあり、梅もシワシワではないので迷いましたが、漬けるのを終わりにして加熱することにしました。
発酵したら一度沸騰!
梅を漬けるとき消毒で苦労したので、今回はこちらの食品に使えるアルコールスプレーを購入しました。
鍋やお玉、保存用の小さい瓶もこのスプレーで消毒します。
サァッと広範囲にスプレーでき、洗った時より乾くのも早いです。
価格:980円 |
梅の瓶を開けたときは、それほどアルコール臭はしませんでした。
(腐敗してしまっている場合は匂いで分かるようです。)
梅の実を取り出します。
まだシワシワになっていないと思っていましたが、発酵の空気で膨らんでいただけ。エキスは出きったようです。
シロップの方を鍋に移し沸騰させます。
この時沸騰させすぎると梅の香りが飛んでしまいます。
1~2分沸騰したところで半量を保存容器に移しました。するとその容器に気泡がついたので不安になり、残りは弱火でもう10分加熱しました。
最初に容器に移したほうも、時間が経つと気泡が消えてもう出てこなかったのでアルコールは飛んでいたようです。
念のため大人が運転の予定のないときに飲んでいます。
今回発酵した原因はこれかな…?と思うことはこちらです。
- 瓶の消毒後水分が残っていた?
- 保存場所が暑すぎた
- 梅が黄色っぽいものだった
そもそも、アルコールで漬けない梅シロップは発酵しやすいようです。
梅シロップおすすめの飲み方
出来上がった梅シロップを飲んでみます。炭酸で割るとスッキリして美味しいです。
酸でちょっとドロッとしますが、牛乳や豆乳で割るのも美味しいです。
牛乳で割るとカルピスみたいな味になります。甘味が欲しければ甘酒をプラスしても。
私のお気に入りは豆乳割りです。
梅シロップは冷蔵庫で半年ほど保つようなので少しずつ飲んでいくのが楽しみです。
梅の実はジャムや梅味噌に
残った梅は種から包丁で実を取り、梅ジャムなどにできます。
その場合はホーローやステンレス製の鍋を使います。
私は知りませんでしたが、梅は酸が強いので、アルミや鉄などの鍋で煮てしまうと鍋が傷んでしまうそうです。
私はジャムができても使わなそうなので、梅味噌にしました。
刻んだ梅、味噌、みりんと出来上がった梅シロップを鍋で煮詰めて完成。
梅はあんなにエキス出きってシワシワだったのに、ちゃんと酸っぱいです。
きゅうりにつけたり、油揚げに塗ってチーズ乗せて焼いたりしています。
初夏の風物詩
梅シロップを飲んでみて、そういえば自分が子どものころ母親によく梅ジュースを飲ませられたと思い出しました。
これがあれば夏を乗り切れるとか…
でも、こんなに手間のかかることをしていた記憶は全く無いし、残った梅の実を食べた記憶もありません。
どうしたんだろう、実は捨ててたんだろうか、もう出来上がってる梅シロップを買ったんだろうか。
なんとなくやってみたかったのは、体のどこかで覚えていたのかもしれません。
うちもこれで夏乗り切れるぞ。