急に涼しくなってきて、長野の朝は14度!涼しいというか寒い。
昼間は散歩にいい季節になった。
1歳娘の歩かない散歩
娘は散歩コースで「どうしてもやりたいこと」のルーティーンがある。
まず、こういう草が生えていたら必ずモシャモシャさわる。
お決まりスポットで石を拾ってポイ!する。
ガードレールの継ぎ目をツンツンする。
散歩道でよく会う愛想のいい猫を見つけると、永遠と思われるほどの時間そこにいる。
その間、通行人がいれば膝を曲げ優雅な会釈をする。
車はほぼ通らないからいいんだけど、まあ歩かない。ひたすら蚊の餌食になっている。
娘が帰らないのでぼーっとする
娘と出かけても、ちょっと前のように自分のウォーキングにはならない。最終的には抱えて帰るので腕ばかりが太くなる。
でも、娘のおかげで鳥や蝶が飛んでることや、空がキレイなことに気付く。
「もう帰ろうよーー」とちょっと離れたところから娘を見ていたら、ふと、大きくなったなーと感じた。
自分の家の子が一瞬知らない子に見えたり、「家にいるの、ふしぎだなー」と感じることがたまにある。
1年前まで、いやもっと最近まで、抱っこひもにスッポリと収まっておとなしく運ばれるだけだった娘。いつのまに自分の足で家からスーパーまで歩き、自分のこだわりスポットに立ち寄るようになったんだろう。
繰り返しだけど同じじゃない
育児や家事は「これだけやったら終わり・達成!」ということはない。
家事はやってもやっても終わりがない。
たとえば洗濯。子どもの服なんてあんなに小さいのに、大人2人だったときに比べて確実に洗濯物は増えている。
洗って干して畳んだタオルの山を子どもに崩されながら(お約束)洗濯が終わっても、数日洗濯をしないでいると大変なことになる。
掃除も、「ロボット掃除機があれば最強☆」と思っていたが、全然そんなことない。その前段階がある。
飛び散った米粒を拾い集め、床に散乱した絵本やオモチャや服を片付け、やっと掃除機をかけたと思ったら5分後には床は元通り。次の食事時にはまた米が飛ぶ。
朝、ゴミ捨てついでに一緒に外に出て、石をポイしてネコを眺めて草をモシャモシャしてガードレールをツンツンしても、買い物に行った帰りにまったく同じ場所で同じことをする。
今だけを見ると、毎日が繰り返しに感じてしまう。でも、子どもは確実に成長している。嬉しいし、ちょっと切ない。
そんなことに気付いた夕暮れ。
…それはいいけど早く帰ろうよー。