人に会う前日は、この世の終わりみたいに行きたくなくなるけど

昨日は、娘と絵本の読み聞かせ会に行ってきた!

皆さん、たぶんボランティアで絵本を読んだり手遊び歌をやってくれたり。けっこう親子連れが集まった。

娘は動き回るかと思いきやジッと見つめていて、満喫した様子だった。

ハツラツとしていた女性たち

同じ絵本でも、読む人によって雰囲気が変わる。

なかなか他の方に読んでもらう機会はないから、こうした会が再開されるようになってきて嬉しい。

ボランティアの方の生き生きとした様子を見て、読んでくださる方にとっても、こうした会があるのはいいことなんだろうなと思った。

私は、仕事柄60~80代の女性と接することが多かった。皆さんハツラツとして、しなやかで、元気いっぱい。素敵だった。

地域の寄り合いでご意見番として一目置かれている方もいた。

毎週カラオケの集まりで美声を披露する方もいた。ピンヒールを履き、バーでシャンソンを歌う方もいた。

80代でマラソンを走破するツワモノもいた。

だけど、突然コロナになって、残念ながらそれらすべての集まりがなくなった。

コロナがもたらしたもう1つのこと

トレードマークだった笑顔がなくなってしまった方もいたし、化粧をしなくなったり髪を染めなくなった方もいた。

姿勢も前屈みになって…それだけで、言い方は悪いけど、驚くほど老け込んでしまう。

大好きだったお酒を飲まなく…いや、 飲めなくなった方もいた。

カラオケの方は「美声を失った」と言っていた。

長年続けた仕事をなくしてしまった方もいた。

急に歩くのがしんどくなって…とお会いできなくなり、その後どうなってしまったのか分からない方もいた。

あんなに、元気だったのに。

あのときは悲しくてもどうすることもできなかった。

人と会うのはおっくうだけど

自粛ムードになって何ヶ月か経つと、今度は集まりがないことに、外に出ないことにみんなが慣れ始めた。「家は家でやることがあるからねー」と、人に会わなくても不自由しなくなった。

私が職場を離れて1年半。あのときはまだまだ自粛ムードが抜けなかったけど、その後皆さんはハツラツさを取り戻しているだろうか。

たしかに、人に会う前はおっくう。私もそう。

楽しみにしていた会であればあるほど、前日は絶望的に行きたくなくなる。間が空いていると余計気が乗らない。

ましてや、催し物を企画して準備して開催するなんて、相当エネルギーが要ると思う。

でもその面倒さが、生活や心の張りだったりする。

みんなが人に関わることのリハビリを、1つずつしていかないとな…。絵本を読む方の姿を見てそう思った。

コロナ禍で1歳児をもつ私たちは、どこで遊べばいいのか?

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