子どものイタズラは、自分の能力を伸ばしたがっているのかも

朝私が家事、出かける準備などをしていると、隣で娘も一生懸命お仕事しています。

私の化粧品をぶちまけたり、バッグや財布の中身をあさったり、書斎の引き出しを開けて書類を全部出したり。

時間ないのに!

持ち物準備したとこなのに!

今そこ掃除機のために片付けたのに!!

もう!

こんなとき、どうしていますか??

大人の生活と子どもの敏感期を両立したい

娘は今何かを引っ張り出したくてたまらないんでしょう。

モンテッソーリ教育では敏感期というものを大事にします。

何かの能力を身につけるために大事な期間で、子どもはその間に何回も同じ動作を繰り返します。

「イタズラしないで」「あぶない!」などとやらせてもらえずにその期間を過ぎると、能力は身についていなくても興味を失ってしまうんだそうです。

とはいえ…。

最近読んだ本のこの一文を思い出しました。

子どもにやめさせるか、子どもにさせておくことで大人の生活がめちゃめちゃになるか、どちらかになるわけです。

「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」相良敦子著、講談社、p168

化粧品やお札や書類がダメになるのも困る。

それなら、自由に引っ張り出せるようにしよう!と思い立ちました。

はじめてのモンテッソーリ入門『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』

娘専用に引き出しをプレゼント

最初は「モンテッソーリ 教具 引き出し」で検索してみました。見つかったのは穴にボールを落とし、引き出しを開けると取り出せるタイプのもの。

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うーーん、これもやるだろうけど、「引き出す」とはちょっと違うかなあ。

そこで、もともと家にあった100均の小さい引き出しを娘にプレゼントすることにしました。

中身は引き出しの大きさに切った便箋、小さいドーナツのオモチャ、可愛い箸置きなど。

反応は…?

出す出す!本物に対する情熱には負けるけど、一通り出しました。

紙が一番反応良さそうです。

難点は引き出し本体が軽すぎて、片手ではうまく開かないこと。やっぱり木製とかしっかりしたやつがベストなんでしょうね。

配ってあげる遊びに変化

最初は「引き出す↔しまう」で無限ループしないかなあ…と思っていたのですが、予想と違う遊び方を始めました。

家中のぬいぐるみを総動員して座らせ、それぞれに紙やドーナツを配っています。

一番手前のは私の分

これって、おままごと?

何やら楽しそうです。

置く場所も大事みたい

家のリビングにはカラーボックスがあります。

今まで絵本ばかりでしたが、出されるのが大変すぎるので量を大幅に減らし、上段を絵本・下段をオモチャにしていました。

最近ふと「娘の目線は上段だよなあ」と気付き、上下を逆にしました。

すると、自分でオモチャを引っ張り出して遊ぶように。先ほどの引き出しも持ってきて開けています。

後についてこない時間が少しでもできることで、朝の時間がだいぶ楽になりました。

絵本はまだ自分で読まないから、結局持ってくるんだよね!

化粧品やお札や書類のように、ダメになって困るものではないし、散らかっても気が楽です。(モンテッソーリ的には片付けまでちゃんとやるんだろうけど…)

それにしても、生きるのに必要な能力を自然と体得しようとするなんて、ミラクルだと思います。

もうその時期をとっくの昔に過ぎた大人からするとイタズラにしか見えなくても、本人は目をキラキラさせてあの集中力です。

子どもは誰でも、最初からものすごい才能を持ってるんじゃないかしら。

馬を水辺に連れていくことはできても、水を飲ませることはできません。やる時期を過ぎてから体得するにはお金も時間もかかります。

やりたがる時期にできる限りやらせてみたいな。

もうすぐ「ひねる」ブームが来るはずなので、空になった化粧品や食品の容器を集めています。

ブームが来たら開けまくるがよろしい!

\\ 参考にした本はこちら //

ママ、ひとりでするのを手伝ってね!

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