育児中に利用できる「ファミサポ」とは??はじめて利用して感じたメリット・デメリット

あなたの町にもきっとある、ファミリー・サポート・センター(以下ファミサポ)。

「名前は聞いたことあるけど、実際使ったことはない!」という方も多いのではないでしょうか。

ファミサポは育児中の家庭が、有償ボランティアで子どもを預かってもらえる仕組みです。

  • 下の子の検診や、自分の受診に行きたい
  • 美容院や整体に行きたい
  • ランチや映画でリフレッシュしたい!

などなど、ファミサポに一度登録しておけばどんな理由でも使えます。美容院やリフレッシュなんて…子どもを預けられないと先延ばしにし続けて、結局行けないことも多いですよね。

私は「いざ」というときの選択肢は1つでも多い方がいいと思ったので、ファミサポに登録し、実際に1歳4ヶ月の娘を預けてみました!

ファミサポとは?

ファミサポの正式名称は「ファミリー・サポート・センター」。厚生労働省が設立した事業で、全国の子どものいる家庭が利用できます。私は自分が住んでいる地域だけの制度なのかと思っていましたが、ぜんぜん違いました。

育児の手伝いをしてもらいたい人が依頼会員、お手伝いをしたい人が提供会員としてセンターに登録しておきます。

依頼が発生したときにはファミサポ(子育て支援センターなど)が仲介してくれ、有償ボランティアでサポートが受けられます。

ファミサポの料金

ファミサポの料金は、利用する地域によって異なります。

私の地域ではこんな感じ!

日時・種類料金
月~土  7:00~19:001時間 600円
日・祝・お盆・年末年始
上記の時間外
1時間 700円
送迎1回  600円

当日キャンセル…依頼時間の料金の半額  無断キャンセル…依頼時間の料金全額負担

7:00~19:00まで同じ料金で預かってもらえるのが嬉しいですね。

ただ、長時間お願いするとなるとけっこうな金額になります。その場合は保育園等の一時保育の方が安いのかもしれません。

ファミサポでできること

上記の通り、預かってもらうだけでなく習い事などの送迎も可能です。

病児保育も対応している地域がありますが、まだ少ないようです。

実際にファミサポを使って感じたデメリット

ここまで読んで…ちょっと文字だと分かりづらいと感じませんでしたか?

そうなんです。

私もやってみるまで、仕組みがよく分かりませんでした!(そもそも、なんでこんな長い名前にしたんだろう?)

分かりにくいことの他にも、デメリットと感じたのは以下の点です。

実際に使えるようになるまでがめんどくさい!

私は娘が生まれたときにファミサポのチラシをもらっていましたが、なんか大変そうで申し込みできずにいました。最寄りの子育て支援センターがコロナで閉鎖していたときは、情報も入ってきませんでした。

2022年の5月から子育て支援センターが再開して行くようになり、「実際に使っている方がいる」と聞いてやっと動くことができました。

ファミサポで子どもを預けるまでの手順は以下の通りです。

  1. 最寄りのファミサポに依頼会員として登録する(書類の記入や写真が必要)
  2. 援助が必要な日の原則1週間前までにファミサポに申し込む
  3. ファミサポがその日援助できる提供会員を探して連絡をくれる
  4. 提供会員と事前に面談する日時を調整する
  5. ファミサポで職員を交え提供会員と事前面談する
  6. 当日連絡票を書いて持参し、預かってもらう(食事やオムツは依頼会員持ち)

…けっこう手順が多いですよね。。

私の住む地域では、提供会員さんとの直接の連絡ではなく、ファミサポを通すかたちになります。子育て支援センターが閉鎖中も電話での受付はしていたようですが、よく分からず利用できてない方も多い気がします。

2回目以降は予定が合えば同じ提供会員さんに預かってもらえるそうですが、1~5(登録~面談)までが心理的に大変でした。

病児保育ができないことが多い

病児保育は対応している地域としていない地域があります。私の住む地域では対応していないため、病児保育は別の機関に登録する必要があります。

ファミサポに登録しても、あんまり「いざ」というときのためにはなってないかもと感じました。

実際にファミサポを使って感じたメリット

1歳の娘を家族以外の人に預けたのは初めてです。

今回は2時間ほど預けましたが、娘は一度も泣かず、ずっとお気に入りのオモチャで遊んでいたようです。心配していた親が拍子抜けしました。

今回はファミサポだったからこそのメリットや安心感もありました。

預かってもらう場所を選べる

私の地域では預かり場所を以下の3つから選ぶことができます。

  • 提供会員自宅
  • 依頼会員自宅
  • 子育て支援センター

自分の留守に他人が家にいるのはなんとなく抵抗があるし、提供会員さんのお宅だと娘が場所見知りでギャン泣きしそうです。

そのため、これまでにも遊んで慣れていて、オモチャもたくさんある子育て支援センターで預かってもらえるのは安心でした。

時間によってはいつもの先生や普通に遊びに来る子もいます。

預ける前はファミサポでのトラブルも不安だったので、娘と提供会員さんが2人っきりにならないというのも安心でした。(講習も受けている提供会員さんを信頼してないというわけではないですが…)

予約がとりやすい

時間外や休日は分かりませんが、日中は「見てくれる方が見つからない」ということはあまりないと聞きました。

まだ認知度が低いのかもしれませんね。。

ベビーシッターよりは安い

1時間600円、延長も30分ごとに300円で、ベビーシッターなどを頼むよりは安いと感じました。

とはいえ、ベビーシッターや一時保育はまだやったことがないので、今後預けてみて比較したいと思います。

また、一時保育は毎回同じ園に行けるとは限らないので、同じ人に預かってもらえる確率が高いのも安心です。

選択肢は多い方がいい

ご家族が遠方だったり仕事していたりという場合は、小さい子を預ける場所がなかなか無かったりしますよね。

ファミサポは「夫婦2人のランチや自分の趣味など、リフレッシュのために利用する方も多い」と聞きました。

海外ではベビーシッターの利用も一般的だと、以前読んだ本に出ていました( こちらの記事にまとめています→子育てに普通はない?!目からウロコが落ちた『こんなにちがう!世界の子育て』 )が、

リフレッシュのために預けるという感覚が日本でも一般的になればいいと思います。

なんにせよ選択肢は多い方がいいです。

育休中など余裕があるときに登録だけでもしておくといいかもしれませんね。

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