子育てと仕事、両立するなら必読!!『ワーママはるのライフシフト習慣術』

人生100年時代。定年を60歳としたら、そこから40年生きることになる!!

「漠然とした不安はあるけど、具体的に何かはしてない」という方が多いと思います。

私もそう。

この本は、「ワーママはる」こと尾石 晴さんが仕事・人間関係・子育て・お金・学びの5つの視点で、人生100年時代に向けて実践してきたことが書かれています。

「ワーママはる」さんは、インスタで本の投稿をされていて、タメになるなあと思って見ていました。

今回著作があることを知り、仕事に復帰するときのために読んでみました。

『ワーママはるのライフシフト習慣術』

著者:尾石 晴(ワーママはる)、 発行所:フォレスト出版、 2021年04月12日頃

育児に関するモヤモヤがスッキリ

育児や子どもを育てながら働くことについて、なんとなくイラッとしたりモヤッとしたりという経験はみんなあると思います。

なぜこんなに疲れるのか?

なぜ家族間で不平等感が生まれるのか?

お金や教育の不安をどうしたらいいのか?

この本はモヤモヤにハッキリ名前をつけて原因と解決策を提示してくれていると感じます。

「はぁーーなるほどー!」と思った箇所はいくつもあるのですが、中でも納得したのは以下の2つです。

夫婦で仕事のアクセルを踏む時期を話し合う

育休が終わりママが仕事復帰。

子どもを預けているとはいえ、今まで通りの時間・体力・精神力全てを仕事に使えるかというと…

そんなことはありませんよね。

仕事が思うようにできない焦りは今から想像できます。

子どもがお熱のときはママのお迎えが多かったり、子どもも「ママじゃないとイヤ」なことがあったり…

「キャリアが積めない」「私ばっかり!」と思ったことはありませんか?

そんな時は、子どもが小さい「今」だけでなく、長期的な視点を持つといいそうです。

夫婦が共同経営者として、お互いが仕事のアクセルを踏む時期を話し合う。

今は妻側がアクセルを緩めて育児を多くしているけど、子どもが小学校に上がったら妻側が仕事をがんばり、夫側が家事育児の割合を多く受け持つなど。

ずっと今のままの状態じゃないと思えたり、将来のことを話し合えるだけでも気持ちが違いますよね。

属人化を防止する

属人化とは、「あの人じゃないと分からない」「ママじゃないとできない」状態のことです。

仕事でも家庭でも、周りが手を貸そうにもできず、1人の負担が大きくなってしまいます。

引き出しの中身をラベリングしたり、出かける前の持ち物・準備を一覧にしたり…

最初やるときは手間ですが、少しの工夫で属人化を防ぐことができます。

夫婦それぞれの両親、家事代行やベビーシッターに来てもらうときも分かりやすい。

我が家の夫も、薬類や食品・ベビー用品のストックは毎回「どこだっけ?」となっていました。

そこで、ゴチャゴチャしていた食品ストックや薬関係を整理してみました!

いらない物を処分し(半分くらい無くなった…)収納に余裕ができたので、上からパッと見て分かるように。引き出しにラベリングもしました。

その結果、夫にとって分かりやすいのはもちろん、自分も物を探す時間が減りました。この状態を維持できれば子どもも家のことができそうです。

また、家事や子どものお世話を多く担当する側はこだわりが出てくるもの。

せっかく相手がやっても「そうじゃない」「やるならここまでやってよ!」など口を挟みたくなりますよね^^;

自分が普段やっていることをお願いするときは、お互い完成度は6割で良しとする!

これだけで夫婦ゲンカ減りそうです。

召使いママにならないために

読んでいて気をつけたいと思ったのが、「召使いママ」になってしまうこと。

召使いママって……パワーワード…

たとえば子どもが「喉かわいた」など状態を言ったら、「水を取って」「お茶を買いたい」など要望を言葉にする前に先回りして叶えてしまうママのこと。

親は困った事態を避けたいから先回りして考え準備してるけど、たしかに子どもの考える力や行動力は付きませんよね。

言葉を話せないうちは仕方ないですが、「こうしたい」と発信できるまで待つクセを付けていきたいと思います。

私が100年生きるなら、医学が進んで娘はもっと生きるかも。いつまでも叶えてはあげられない。娘の問題から一歩引いて、自分の問題と同一視しないことも大事ですね。

一読では未消化

読みながら考えることが多くて頭が痛くなりました(笑)

家庭生活・育児・自分の仕事の仕方…

こうやって考えたらいいのかと発見が多いぶん、一読では頭が追いつきませんでした。

定年など仕事ができなくなる事態になる前に、生き方働き方を考えておけば、将来の選択肢が増えるかもしれない。

育休中や仕事復帰前など、生活が変わるタイミングで読んでほしい本です。

  ワーママ・育休中の方におすすめ!

読みやすさ
 (4)
実践しやすさ
 (3.5)
仕事に前向きになれる度
 (5)

☆「読んでる時間がない!」という方はAudibleがオススメ!この本もあります

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