ベーコンなどは見た目にも脂肪分が入っていたり、焼くと油が出ますよね。そのジューシーさが美味しいところなんですが、ダイエットへの影響はどうでしょうか。
ハム・ベーコン・ソーセージは太る?!
100gあたりのハム・ベーコン・ソーセージの栄養素はこちらです!※1
ボンレスハム | ロースハム | ばらベーコン | ウインナー ソーセージ |
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エネルギー | 115㎉ | 211㎉ | 400㎉ | 319㎉ |
タンパク質 | 18.7g | 18.6g | 12.9g | 11.5.g |
脂質 | 4.0g | 14.5g | 39.1g | 30.6.g |
※1参考:文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)検索(食品成分データベース) (mext.go.jp)
後述しますがハムの中にも様々な種類があり、ボンレスハムは比較的高タンパクで脂質が低いですね。
対して、ベーコンやソーセージは非常にカロリー・脂質が高いのが一目瞭然です^^;
そもそもどうやって作られている?
これらの加工肉はそもそもどうやって作られているのでしょう?それぞれの違いを見ていきましょう!
ハム
本来ハムとは「豚のもも肉」を意味した言葉で、伝統的なハムは「骨付きのもも肉を加工したもの」を指すんだそうです。※2
日本で思い浮かべるハムというと骨がないものが一般的ですが、あえて「ボンレスハム」という呼び方をするのにはこういう訳があったんですね。
主に豚の塊肉を塩漬けし、成形してから燻製にして、仕上げに蒸したり茹でたりして作られています。
使用する部位によってボンレスハム(豚モモ肉)の他に、ロースハムやショルダーハムもあります。
100gあたりのタンパク質量は ボンレスハム>ロースハム>ショルダーハム
100gあたりの脂質量は ボンレスハム<ロースハム<ショルダーハム
となります。
スーパーで、カット済みの個包装で売られているハムはロースハムが多いかもしれませんね。
参考2 ハム・ソーセージのお話-ハムって何?/大山ハム
ベーコン
ベーコンは塊肉を塩漬けし、燻製にして作られます。実はここまではハムの作り方と共通しているんです。燻製後、仕上げにスチームやボイルを行うのがハム、行わないのがベーコンになります。※3
ベーコンで一般的なのは脂肪分の多い「豚バラ肉」を使ったもの。そのためお肉と脂肪が層になっており、ちょっと加熱したくらいでは脂が落ちません。
ベーコンは日本食の「出汁」の代わりになるというほどのうま味をもつ食材。たくさん食べるとどうしても脂質の摂りすぎになりやすいですね。
※3 「ハム」と「ベーコン」の違いをあなたは知っていますか?
ソーセージ
ハムやベーコンが塊肉を加工したものだったのに対して、ソーセージはひき肉を加工したもののことです。では「ウインナー」という呼び方もよく聞きますが、「ソーセージ」との違いは何でしょう?
実は、ソーセージは製法によって呼び名が異なり、「ウインナー」も「ソーセージ」の一種なんだそうです!※4 よくスーパーで見かける太さが20㎜以下のものをウインナーソーセージと呼びます。
他にもフランクフルトソーセージ、ボロニアソーセージ、ドライソーセージ(サラミなど)といった様々な種類があります。
焼いても茹でてもパリッとジューシーですが、やはり脂肪が多くダイエット中の食べ過ぎには注意です。
ダイエット中は?
私はベーコン・ソーセージの脂質の高さを知ってしまってから普段ほとんど買わなくなりました。
ダイエット中に食べるとすれば、加工肉の中では比較的タンパク質多め脂質低めのハムですかね^^;
でも…どうしても食べたい!!という時もありますよね。そんな時に気をつけたいポイントがこちらです!
調理で油を落とす
ベーコン・ソーセージは一度茹でこぼせば脂質の量が変わってきます。ソーセージは皮があるので軽く切り込みを入れて茹でます。スープのように茹でたお湯も飲んでしまうと変わらないので、一度お湯を替えるのがベターです。(出汁がもったいないけど…)
フライパンなどで調理する場合、ベーコン・ソーセージから油が出てくるので炒め用の油は使いません。先にベーコン・ソーセージを炒め、油を一度キッチンペーパーなどで拭き取ってから他の食材を入れると脂質カットにつながります。
「毎日の定番」にはしない
例えばホテルの朝食バイキングにはハム・ベーコン・ソーセージがずらっと並んでいたりしますよね。
あのイメージでハムを使ったサラダやベーコンエッグなどを毎日の朝食の定番にしたり、ソーセージをお弁当のレギュラーにしたりすると…知らず知らずのうちに摂取カロリーが上がってしまいます。
加工肉は脂質が高いことを知った上で、「たまに」「すこしだけ」楽しむのがいいと思います。
どうしても食べたい時にはしっかり味わって、食べた後動く!というのもアリだと思います!(笑)
さいごに
「加工肉は脂肪分多いでしょうー」と思いつつ、数字で見ると圧倒的で驚きました。
また作られている部位によっても変わってくるので、選ぶときの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!