スーパーでも手に入りやすい鶏もも肉と鶏むね肉。あなたはどのように使い分けていますか?ダイエットをしたい時には栄養素もふまえて選びたいですよね!
また、「鶏むね肉はパサパサするから…」と敬遠しがちな方におすすめの調理法もご紹介します!
鶏もも肉・鶏むね肉の栄養素比較
100gあたりのカロリー・タンパク質・脂質は以下の通りです!
鶏もも (皮あり/生) |
鶏もも (皮なし/生) |
鶏むね (皮あり/生) |
鶏むね (皮なし/生) |
|
エネルギー | 234㎉ | 128㎉ | 229㎉ | 113㎉ |
タンパク質 | 17.3g | 22.0g | 19.5g | 24.4g |
脂質 | 19.1g | 4.8g | 17.2g | 1.9g |
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」食品成分データベース (mext.go.jp)
カロリーだけを見るとあまり大差ないように見えますが、比べてみるとやはりむね肉の方が高タンパク・低脂質であることが分かります。
だから「筋トレをしている人が食べている」というイメージがあったり、「ダイエットに向いている」と言われるんですね。
ただ「鶏もも肉は脂質が高い!!」と思っていた割には、皮なしであればそこまで脂質が高くないので驚きました。やはり鶏皮が脂質の塊なんですね!!鶏むね肉であっても皮の有無で脂質・カロリーは大きく変わってきます。
鶏もも肉の特徴
どこのお肉?
鶏もも肉は鶏の足の付け根、モモの部分の肉です。調理前の色は赤みがかっていて、端の方に筋が付いていることが多いです。
タンパク質の代謝に必要なビタミンB2や鉄も含まれています。
味や食感は?
脂がのっているので、ジューシーでプリッとしています。加熱しても固くなりにくいのが特徴です。
脂が多い分、あっさりしたお粥やスープは脂っこくなってしまったり、鶏臭くなってしまうことも…。
調理のポイントは?
ジューシーな鶏もも肉は唐揚げ、照り焼き、親子丼、チキンカレー、焼き鳥、筑前煮などに向いています。
ダイエットしたい場合は、油を使う唐揚げや、油で焼いて甘辛いタレを絡める照り焼きなどカロリーが高くなる調理法には注意です。ダイエット中に鶏もも肉を食べるときのポイントはこちらです!
・皮を外す
皮こそが美味しいところであったりもするのですが、ダイエット中は皮を外すだけでも大幅に脂質をカットできます。
また、お肉の周りに黄色い脂肪が付いているのを見たことはありませんか?このぷよぷよした脂肪分を取り除くだけでも違います。
私は最近鶏皮大好きな旦那さんに皮をあげています。鳥肉は皮なしでもプリッとして十分美味しいことが分かりました。
鶏ムネ肉の特徴
どこのお肉?
鶏むね肉は胸の部分のお肉です。鶏はよく胸を動かすために締まった肉質で、調理前は白っぽい色をしています。
細胞にダメージを与える活性酸素を抑え、疲労回復効果がある「イミダペプチド」が含まれているということが最近分かってきています。
鶏モモ肉に比べて100gあたりの単価が安いのも嬉しいポイントです。
味や食感は?
脂肪分が少なく、味はさっぱりしています。
その反面お肉の中の水分が逃げやすく、調理法によっては固くなったり、パサパサしてしまいやすい部位です。
調理のポイントは?
さっぱりした鶏むね肉はサラダチキン、スープ、とり天、バンバンジー、鶏わさなどに向いています。
固くなったりパサパサしやすい鶏むね肉を美味しく食べるポイントはこちらです!
・塩麹に漬ける
塩麹がお肉を柔らかくしてくれ、同時に下味も付くのでおすすめです。
どんなお料理にも応用が利くため、私は買ってきてすぐに使わない場合は塩麹に漬けてから冷凍しています。
・砂糖と塩を溶かした水に漬ける
水に5%の砂糖と塩を加えたもの(ブライン液というらしいです)に鶏肉を1時間から一晩漬けておきます!
塩がお肉のタンパク質を分解して、砂糖がお肉の中でタンパク質と水分を結びつけてくれるので、加熱してもしっとりジューシーな仕上がりになります。
・低温で調理する
加熱しすぎるとパサパサになってしまうので、低温調理器がある方は60℃ほどの温度で時間をかけて加熱すると、驚くほど柔らかくなります。
特別な器具を使わなくても炊飯器でも作ることが出来ます!鶏肉に下味を付けて袋で密閉し、水を入れた炊飯釜に入れて保温で一時間置くだけです。
さいごに
私は上記の調理ポイントを使いつつ、ほぼ全ての鶏料理をむね肉で作ってしまいます。安いしヘルシー、しかも美味しく出来るなら最高です\^^/
筋肉を増やしたり維持して痩せやすい体を維持していくためにも、ダイエット中もしっかりタンパク質を摂りたいですよね!
私は一食にタンパク質24gを目指しているので、皮なし鶏むね肉なら100g(およそ手のひら一杯分)でクリアすることが出来ます。
それに対して皮付きの鶏もも肉を食べる場合は100gより少し量を増やすか、他の食品(例えば卵一個、牛乳200ccなど…)を足さないとタンパク質量がクリアできません。脂質が気になってくるので調理法に気をつける必要があります。
ただもも肉でも皮と調理法に気をければ、ダイエット中でも食べられることが分かりました!むね肉に飽きたらもも肉も使っていこうと思います。
お肉の部位を選ぶときの参考にしてみてくださいね!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
[…] 鶏もも肉と鶏むね肉の違いは?カロリーやおすすめ調理法! […]
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