子どもたちがバカになっていく?!精神科医が教えるスマホの影響ー『スマホ脳』

子どもってスマホ大好きですよね。

つい見せてしまって「いつの間にか娘がLINEに変な文章送ってた!!」ということも。

  • 2歳だけどよくスマホを見ていて、取り上げると泣きわめく
  • 小学生になってタブレットが配られ、クラス掲示板の書き込みでトラブルがあった
  • 中学生の子どもが食事中もチラチラとスマホを見ていて、家族の会話がない
  • 夜中も隠れてSNSや動画を見ているようで、朝起きてこない

子どものこんな姿を見て「このままじゃ良くないんだろうな」となんとなく思いながら、子どもが見たがって制限しきれていないということはありませんか?

人間の進化の過程から鬱や脳内報酬の仕組みを解説している著者は、スマホは人間の報酬システムをいくつもハッキングしているといいます。

スティーブ・ジョブズは10代の子にもipadの使用時間を厳しく制限し、ビル・ゲイツは14歳になるまでスマホを持たせなかったそうです(!)

『スマホ脳』の著者がスマホと付き合うために挙げた対策は以下の2つでした。

  1. スマホの使用時間を制限する
  2. 体を動かす

スマホを取り巻く今の現状と、その理由が様々な研究結果をもとにまとめられています。

ついスマホを見ちゃうのはなぜ?

勉強や仕事の途中でスマホを見ると、集中力が途切れてやっていることが記憶に残りにくくなってしまいます。

さらに集中が途切れるともとの作業に戻るのに時間がかかり、スマホを見ていた分以上に時間が長引いてしまいます。

それならスマホを見ないでおこうと思いますよね?

それが難しい理由がドーパミンです。

私たちの脳内では、生き残りに関係する物事を見ると人間に行動を起こさせるために報酬システムの1つドーパミンが放出されます。

新しい情報、SNSの他人の投稿や自分の評価、不安を煽るニュース…

これらはどれも、脳にとっては生き残りのために超重要な情報。

SNSやLINEの通知音が鳴ると手に取ってしまうのは、「大事な情報(かもしれない)」と脳が期待するからです。

行動を起こさせるために、実際にスマホを見ているときよりも通知が鳴ったときの方がドーパミン量が多くなるそうです。

スマホを開きたい衝動に抗うのが難しいわけですね…。

スマホを見ないでおこうとすると、脳はスマホを無視することに多くの力を使います。

手に届く場所にスマホがあるだけで集中力が落ちてしまうのです!

電子書籍などスマホと似たタブレットで本を読む場合も、脳が通知を無視することに力を使ってしまい紙の書籍より読むのに時間がかかるというデータがあるそうです。

私も、もれなく脳の言いなり

私は以前『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』(有川真由美著、毎日新聞出版)という本を読んで、「スマホをオフにする時間を作る」という習慣を実践してみようと思いました。

自分の機嫌をとる具体的な方法ー『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』

普段からスマホに集中力が削られるのを感じていて、自分でも「よくないな」と思っていたからだと思います。

ただ、これが実践できたのはたった1日…。

誰からも連絡が来ていなくても「何か通知が来ていないかな」と画面を開いてしまうし、オーディオブックやカメラなどでスマホを使うとついそのまま他のアプリも見てしまうのです。

そのたびに集中力が切れて、何をしていたか分からなくなります。

SNSでは「比べないように」と思っていても、可愛いベビー服やきちんと作られた離乳食の投稿を見てちょっと落ち込みます。

これは、スマホが脳の仕組みにピッタリ合うように作られてたからなんだ!!『スマホ脳』を読んで納得するとともにちょっと背筋が寒くなりました。

スマホの子どもへの影響は?

私たち大人でもつい見てしまうスマホ。

子どもたちは欲求を落ち着かせる前頭前野がまだ未発達で、大人よりも欲望に抗うのが難しいのです。

12~16歳の4000人に行った調査では、7人に1人(14%)が1日に最低6時間SNSを見ているというデータがあります。※1

イギリスでは11~18歳の半数が夜中もスマホチェックをしているそうです。※2

学業とスマホのダブルワークみたいですね。

スマホの影響とははっきり断定することはできませんが、大人だけでなく子どもにも鬱や不眠…といった症状が増加しているようです。

もし直接スマホの影響はなかったとしても、毎日これだけの時間をスマホに割いていたら、睡眠・運動・読書・コミュニケーションなどに使う時間は物理的に削られますよね。

また、子どもは実際に手を使って書いたりパズルなどをすることで体の機能も発達していきますが、スマホではそうした機能は発達しません。

テレビが出たときにも、子どもへの悪い影響はよく言われていたと思います。

ただ、テレビはポケットに入れて携帯して、下手したら24時間見られるというわけではありませんでした。

私が生まれたときはまだスマホはありませんでした。0歳からスマホがある生活なのは、この10年くらいではないでしょうか。

スマホが普及するスピードには研究が追いついていません。

生活が便利になったメリットはありますが、まだ明らかになっていない悪い影響もないとは言い切れませんね。

※1『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン/久山 葉子 新潮社)p.148、※2 同p.188

スマホと上手に付き合うための対策は?

『スマホ脳』示されている対策は、次の2つでした。

  1. スマホの使用時間を制限する
  2. 体を動かす

①スマホの使用時間を制限する

まずはアプリなどを入れて、自分が1日に何時間スマホを使っているのか把握します。

その上でSNSやLINEをチェックする時間を決めたり、スマホをオフにする時間を作ったり、寝室には持ち込まないようにしたり…というルールを決めていきます。

子どものスマホ利用時間を変えるのは大変だと思います。

ただ、スマホのメリットとともにデメリットも感じていれば、伝え方も変わってくるのではないでしょうか。大人自身もスマホをコントロールして上手に付き合っている姿を見せられるといいですね。

②体を動かす

スマホからの情報の波にさらされて低下しがちな集中力を高めるには、運動がいいそうです。

心拍数が上がる運動がベストですが、どんな運動でもOK。歩くだけでも驚くほど効果があります。

朝の授業開始前に運動を取り入れている学校もあるとか。

休日など、一緒に体を動かす時間を作るのもいいですね。

スマホの存在は当たり前になりすぎていて、付き合い方を変えるのは難しいです。

この本内容的に、発行するときスマホ市場からの圧力とかなかったのかな?💦と思いましたが、もしかしてスマホに魅せられた私たちはこんな情報くらいじゃスマホから離れられないから、OK出たんじゃないだろうか…

自分と家族が能動的にスマホを使えるように、読んでおいた方がいい本です。

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