言葉の土台は「伝えたい」と思う気持ち

最近、娘が伝えようとしていることが分かる時があります。

たまーーに。

「ミルク飲みたいな」

娘は1歳4ヶ月、夜寝る前はミルクを飲んでいます。

スムーズに飲めるよう、寝室の枕元にミルクを用意してからお風呂に行きます。

昨日、夕ご飯を食べた後、娘が寝室でしきりに何かを探していました。お気に入りのぬいぐるみや絵本を見せても違うみたい。

「もしかして、ミルク飲みたいの?」と言ったら急にこっちを見て目を輝かせてました。

言葉が通じたと思った瞬間!!

反対に、こちらが言っていることはもうだいぶ分かるようで、「オムツ替えよう、持ってきて!」と言うと持ってきてくれたりします。

そのときの、なんとも嬉しそうな顔

できたこともだけど、こちらの言いたいことが分かったことも嬉しいんだろうな。

一緒に暮らしてたら分かるもの?

海外の方でお互い言葉が全く分からなくても、状況と身振り手振りで伝わることがありますよね。

犬や猫でも、一緒に暮らしていると言いたいことがなんとなく分かったりします。鳴き方が違うから。

娘はしゃべらないけど指さしはするし、加えて毎日やっていることなどの前情報もあるし…

だからなんとなく分かるのは当たり前なのかもしれません。

でもやっぱり、すごいことだと思います。

ことばの土台はコミュニケーションの力

最近読んだ本『ことばをひきだす親子あそび』(著者:寺田奈々、発行所:小学館、2022年6月1日)に、「ことばには4つの力が必要」と書いてありました。

語彙・文法、音の理解と、その土台となる「周りと気持ちや状況を伝え合う力(コミュニケーション)」の4つ。

親は語彙や文法ばかりに目が向きがちな気がします。

でも、覚えたり学んだりする前に「伝えたい」「分かりたい」という気持ちがあるんですね。

きっと娘自身が、自分が発することで伝えられるんだ、伝わるんだと気付いたんだと思います。

今までは反応して泣くだけだったけど、もっと複雑な感情とか状況を伝えたいという気持ちが出てきたなら、

そして伝えたら周りの反応や行動が変わるんだと思ってくれたなら、

それってすごい。嬉しい。

ただ、たまたまミルクは分かったけど、分からないことの方が大半です。

きっと何か言ってるんだろうから、ずっとしゃべってる宇宙語の翻訳機がほしい毎日。

勝手に都合のいいアテレコをしています(たぶん誤訳)。

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