顔色や食べ物まで関係あり!五行説で体の不調を予防できる?!

先日寝違えて生まれて初めて整骨院に行きました。
その整骨院では東洋医学の「五行」の考え方を取り入れているとのことで、体全体を見てくださいました。

するとむくみや骨盤のゆがみについて指摘されたばかりか、「冷えやすくて冬が苦手でしょう」とか「甘い物食べ過ぎてない?」とか言われ、「腎臓が弱い人は怖がりでホラー映画とか絶対ダメな人が多い」とか言われました。

その時は正直「冬だし冷えてるのは普通、甘い物だってみんなに言ってるんでしょ?!ホラーは関係ないだろ!」と思いました。でも、全部当たってる。どうして知ってるの。

その後五行説について見てみると、実は全て関係あったんです!!
とても興味深かったので少し調べてみました。

五行とは??

「五行説」とは、漢方の基本となる考え方です。自然界のものは全て、人間の体も木・火・土・金・水の5つに分けられるとされています。

※ここでいう「五臓」とは臓器の名前ではなく、体の機能や役割などを5つに分けたもう少し広い意味の言葉です。

この5つの要素はお互いに関係してバランスを保っています。特に相手を生み育てる関係である「相生」や、相手を抑制する「相克」が代表的です。

相生…図において隣に向かう矢印。木が燃えて火になり、火から出る灰が土になり、土から鉱物が出て、鉱脈から水が湧き、水が木を育てる。
相克…図において星形の矢印。木は土の養分を吸い、土は水をせき止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金属は木を切る。

五臓だけでなく体のさまざまな部位や感情、外的要因などが5つに分けられています。

五行
五臓
五腑 小腸 大腸 膀胱
顔色(目のあたり) 青みがかる 赤ら顔 黄色っぽい 白っぽい どす黒い
五感の機能 目の疲れ 舌の炎症 唇の荒れ 鼻の炎症 耳鳴り
出やすい感情 怒り 笑いすぎ 悩み 悲しみ 恐れ
食べるといい味覚 酸味 苦味 甘味 辛味 塩味
気をつけたい気候 梅雨

誰もが5つの要素全てを持っていて、「私は水タイプ、あなたは火タイプ!」と分けられるものではありません。

複数の要素が同時に弱ってしまうこともあるし、気候などに影響を受けてどこかの要素が弱まることもあります。

私は「腎」が最も弱く不調が出やすいと言われましたが、他にも当てはまる症状は多くあります。

どのようなトラブルが出やすいか、こちらから自分の傾向をチェックすることができます↓↓

参考①[クラシエ]漢方の基礎知識-五行とは(2022/01/30現在)

参考②[小太郎漢方製薬株式会社]漢方の基礎:五行チェック[小太郎漢方製薬株式会社]漢方の基礎:五行チェック(2022/01/30現在)

自分の体質で思い当たること

私は肩をひどく寝違えて整骨院に行き、寝違えた原因は骨盤からくる体全体のゆがみや、肩の力・食いしばりからくる筋肉の緊張とのことでした。

寝違えたときどう対処する?!痛みが教えてくれたこと

それだけでなく、全体を見て「水」に分類される箇所(腎臓・膀胱・腰・耳・婦人科系器官など)に不調が出やすいと指摘されました。

ドキ。

昔からむくみに悩まされ、産後は腎盂腎炎になりました。子宮筋腫もあります。

また相克関係である「土」の食べ物「甘味」を食べ過ぎると負担がかかり、余計腎が疲れやすくなってしまうんだそうです。

ドキ。

食べてます。疲れるとさらにほしくなります。

「家族でもこういった症状が出ている方はいない?」と聞かれ、さらにドキ。

祖母は耳が遠く、膀胱炎とひどい腰痛もちです。コンプリート…?

先生がエスパーだったわけではなく、五行の考え方に基づいていたんだな!と帰ってきてから納得しました。

日々の生活習慣から症状を考える

私にとってのむくみのように、昔からよく起こる症状は「これは体質だからしょうがない。何しても変わらない」と思ってしまいがちです。

ただ東洋医学の考え方では、普段の生活習慣から症状を緩和していくことを考えます。

例えばむくみであれば、立ちっぱなしでいることや「腎」を疲れさせる甘い物の食べ過ぎをできるだけやめ、冬は特に冷えを予防することなどです。

西洋医学の薬のように一日二日で変わるものではありませんが、日々の習慣の見直しで症状自体が出にくくなれば毎日が快適です。

また内臓の不調はよほど症状がひどくならない限り自分では気付かないことが多いですよね。

内臓とは一見関係ないように見える「顔色」や「耳や目などの不調」からも、対応する体の内部の不調を推測できるとは今回調べて初めて知りました。

体はつながっているんだなあ。となんだか感動しました。

小さな不調を知ることで大きな不調を予防!


小さな不調から早めに自分の状態に気づき、自分に合ったケアをすることで大きな不調・病気を予防できたら何よりだと思います。

病院に行くほどのことではないけど、なんとなく不調…という方は多いです。

スポーツジムのコーチだったときも、お話を伺うと一つも不調がない方はほとんどいませんでした。

「何もない」とおっしゃる方は症状がある状態が普通になってしまって何も感じないか、こちらに心を開いてくださっていないか。

不調が重なり病気や痛みが悪化すると、いつも通りの生活を送ることが難しくなってしまいます。

周りの家族や親しい友人にも影響があります。

コロナで生活が変化し、ストレスがたまったり発散する場も無いという状況がまだ続きそうです。

不調がまだ小さいうちに可能な限り対策していきたいものです。そのためにはまずは自分の体を知ることだなと今回感じました。

「まだ病気ではない状態(未病)」ではなく「健康で心身共に快適な状態」に近づきたいですね!

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