自分のやりたいことを極めるにはどうする?!『自分の時間』

もっと時間があれば…

いつか余裕ができたらやりたい…

と思っていることはありませんか?

仕事もしつつ、日々新しいことに挑戦している人はどのような時間の使い方をしているのでしょうか?!

今回読んだ本は、イギリスを代表する作家の名著「人生をよりよく生きるための時間の使い方」について、コンパクトに読みやすくまとめられた本です!

『自分の時間』

著者:アーノルド・ベネット/渡部昇一、 出版社:三笠書房、 2016年05月13日頃

1日が24時間なのは誰にとっても平等

作者は「時間はお金よりも貴重である」と言います。

時間があれば、(基本的には)お金を稼ぐことはできます。でも、世界中の誰にも1日を24時間以上に伸ばすことはできません。

みんな同じ24時間の中で、仕事以外の時間の過ごし方が人生の明暗を分けます。

やりたいことを先延ばしにしても、1日の時間は増えません。

だから毎日少しずつ、自分にとって大切なことを勉強する時間を作っていった方がいいのです。

かといって一度に大きな変化を期待してはいけません。

まずは1週間に7時間平日(週5日)朝30分ずつと、週3日夜90分神聖な時間を作り、そこで勉強を始めるのがいいそうです。(この本が書かれたのは今と時代も国も違っていて、残業は多くない前提ですね…。)

勉強といっても、哲学や数学・物理など難しいことだけを指しているわけではありません。

オーケストラが好きならオーケストラについて学ぶ、虫が好きなら近所にいる虫について調べ、自分なりにまとめるなど、好きなことを深めればいいのです。

小説は勉強に入らない?!

ただ、小説を読むことは勉強のうちに入らないので、神聖な時間には含めない方がいいそうです。

作者によると「いい小説というのは読むのに努力がいらない。面白くて次々読んでしまうような小説を読んでいる間は勉強ではない」のだそうです。

作者のアーノルド・ベネットは自身も小説家なのに、そんなことを言うんだなあ…と思いました。

この点はいろいろなことを感じる方がいるかもしれませんが、たしかに私も何も考えないために小説を読んでいるようなところがあります。

もし文学について学びたいというのであれば、その小説の時代背景や思想、作者の登場人物の描き方などについて考察するなど、(何でもいいのですが)とにかく読み終えた後にその本について自分なりに考える時間を取るといいのかもしれません。

ただ、息抜きとして小説や漫画を読むのは、それはそれで人生の中でとても大事な時間だと思います。

息抜きとしてやっていることなのか、自分が能動的に学びたいと思っていることなのかを自覚して、時間を分けるのが大事なんですね。

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もしも時間があったら?

夫はかねてより「もし時間があったらやりたい」と言っていたことがありました。

英語の勉強です。

ただ、何かスクールに入った方がいいのか、入るならどんなものがいいのか分からず始められなかったそうです。

そもそも彼が英語を学びたい一番の理由はメジャーリーグが好きだから

日本人選手だけでなく海外の選手にもとても詳しいのですが、日本の報道では限られた情報しか入ってこないそう。

そこでインスタやTwitterでメジャーリーグの公式アカウントなどをフォローしています。今までは写真とgoogle翻訳からなんとなく意味を推測していました。

最近は、その投稿の中で分からない単語や言い回しを自力で調べるという勉強をやっています。今後スクールに入って会話や英文法も学ぶかもしれないけど、まずは自分が一番必要なところから…!

SNSなので辞書に載っていない口語的表現や略語もバンバン出てきます。ただ、意味が分かるようになると実況中継の中で使われているのが聞こえたりすることもあるそうです。

平日に90分というのはなかなか取れないのですが、1日30分でも、いや10分でも、学ぶことのために時間を取るというのは本当にすごいです。

そして、一番すごいのは何を学びたいかがすでにあったこと。

「自分の好きなことでいい」と言われても、なかなか思いつかなくないですか?

まずは自分が今何を学びたいのか?究めたいのか?探すところから自分の時間が始まるのかもしれません。

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