動物占いを知っているだろうか。
生年月日から12の動物に分類される性格診断で、昔流行ったらしい。
ネットで簡単に調べられる。最近調べる機会があって、気になって夫との関係性も見てみた。
動物占いの結果はペガサス
ちなみに私は「落ち着きのないサル」。落ち着きのない…サルて…。
サルは好奇心旺盛でなんでも首をつっこむ。単純で思ったことがすぐ顔に出る。無駄がキライで小銭が好きなタイプ。
夫は私の予想を大きく裏切り、ペガサスだった。感受性と創造力が豊かで、才能にあふれているがツメが甘い。
サルとペガサスは価値観が全く違い、出会ったときはその違いが面白いけど、違いを埋めるのがわりと大変らしい。
たぁしかに。
結婚6年目で感じること
夫とは結婚して6年目になる。今気になることといえば、使った物を置きっぱなしにすることくらい。（どこで何してたのか全部分かる。）
あと、歯磨きとトイレが長いことくらい。
いや、いいんだけどさ…。一緒に出かける前の準備でバタバタの時とか、帰ってきて娘の服とオムツ替えて寝かせて…とかいう時に悠然としてるからさ。
あと、娘には甘くて心配性なことくらい。あと、寝かしつけしてると必ず一緒に寝ちゃうことくらい。
こうして並べてみても、大きな不満はない。
私は初めて夫に会ったとき、「あっ！」と思った。別に一目惚れというのでもないし、「私この人と結婚するワ！」とお告げが降ってきたわけでもない。
ただ「あっ！」と思った。
結果的には結婚して、それを後悔したことは一度もない。
そもそものタイプの違い
でも、価値観が違うというのはうなずける。
芸術を愛し、いつも星や夢を見ている（私のイメージ）空想上の生きものペガサスに向かって、足下をちょこまかしてるサルが「片付けてないよ！」とか「小銭落としてるよ！」とか、わあわあ言っても伝わらんわけだ！
夫は心根が優しいから「そうかあ、小銭かあ」と毎回聞いてくれるけど、別に次からも小銭に気をつけも拾いもしない。だって上しか見てないのだから。
なんだか納得して脱力した。
これからも言うことをガマンしたりはしないけど、サル同士ではなくペガサスに向かって言っているというのを念頭に置こう。
価値観が違ってよかったこと
価値観が違うからこそ、助けられたこともある。
休みは休むもの
私は休みも何かしてないと落ち着かない（本当に落ち着きないサルだね）。ゲームとか本だけで時間が過ぎるのはもったいないような、なんか悪いような気がしてしまう。
なにかで失敗したときは、ずっとウジウジ考えて、休息時間もそのことで頭がいっぱい。
夫は私に「だらけるのも大事だし、いいこと」と言ってくれる。失敗したときも「失敗するとは思わなかったんだからしょうがないよ」と言ってくれる。
何度でも言ってくれる。
その言葉で私は一息つき、ウジウジをいったんやめることができる。
子どもがいても、関係性は変わらない
今思えば、子どもが生まれた時の私は不安でいっぱいだった。赤子はちっさくてフニャフニャだし、母乳は痛いばかりで全然出ないし、これはえらいことになったと思った。
急に始まった3時間ごとのお世話に頭も体も追いつかず、今までの夫との関係や、楽しかった2人での休日はもう変わってしまうと感じて無性に悲しかった。
こんなことを思うなんて母親としてどうかしてるとも思った。
2週間検診で娘は順調だったが、私が体調を崩してまた入院してしまった。
退院する日の朝、夫がLINEで「今までは2人で仲良くやってきたけど、これからは3人で楽しくやれるよ」と言ってくれた。
その言葉を聞いた時、サーッと憑きものが取れた気がした。
私はこの夫だから、子どもを生もうと思ったんだ。
子育ては、私が1人で全部やらんとダメなわけではない。そして、愛情は分けたからといって取り分が減るものではない。子どもがいると夫婦の時間の使い方は変わるけど、3人になれたからこそ、より楽しく嬉しいことも起こる。
それに気付いて前向きに子どもに関われるようになった。
存在するだけですごい
夫は「何かしたから」すごいとかエラいとかじゃなくて、『生きていることがすごい』と自分にも周りにも思っていることが分かる。
私もそうでありたいと思いつつ、なかなかできない。
娘にも「100点とったからスゴい」「何かで一番だったから偉い」ではなくて、存在することを認めて、尊重して接してくれるだろう。
こんな夫だから、一緒に過ごしていてよかった。
娘には甘過ぎ注意だけどね！
天使なんだもん…。
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