子育てをしていると、「自分ってこんな怒りっぽかったっけ?!」と思うほどイライラすることがありますよね。
つい怒りに任せて行動してしまうと、あとから後悔することも…。
できることなら、イライラに振り回されずに生活したいもの。
この本を読んで分かったのは、大事なのはイライラがガマンできなくなる前でした!
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イライラするのは余裕がないとき
著者は、怒りを感じるのは自然で当たり前のことだといいます。
ただ子どもに怒鳴ったり、物にあたったり、ガマンしてストレスがたまる…という事態は避けたいですよね!!
たとえば、てぃ先生の本には伝え方のコツやアイディアが載っていますが、これが実践できるのは、ある程度自分に余裕があるときだと思います。
自分が疲れていたり、体調が悪かったり、時間がなかったりというときはその発想の転換がなかなかできません。
では、怒りとどのように付き合っていけばいいのでしょうか?
怒りを爆発させない
私はこの本の題名を見て、イライラしてどうにもならない気持ちを発散させる方法(子どもに向けずに…)が主に書かれていると思いました。
もちろん、爆発直前の怒りを逃がす方法もいくつか紹介されています。
一番怒りが高まる6秒間は深呼吸する、目の前にあるものをじっと観察する…など。
面白いと思ったのは怒りに温度をつけるというもの。
0度が穏やかな状態、10度が人生最高の怒り…とすると、子育てのイライラの温度はそこまで高くなかったりします。
以前スポーツジムで働いていた時に、痛みの強さを10段階で自己評価するやり方がありました。
痛みは人よって全然違いますが、客観的に見ると「今日はそうでもないな」と冷静になることもあります。
怒りも客観的に見ることで少し気分の転換になりそうです。
怒りと上手に付き合う
怒りが高まった瞬間に周りにぶつけてしまうのを避ける方法も大事ですが、爆発しなければそれが一番ですよね。
アンガーマネジメントとは怒りを感じるポイントを減らしたり、感じたら少しずつガス抜きをして、怒りがいっぱいにならないよう上手に付き合っていくことだそうです。
空気でパンパンの風船が破裂したり、勢いよく飛んでしまう前に、中の空気量をコントロールするんですね。
私が大事だと思ったことは、「ここまではまあ許す」「ここからは怒る!」という基準を決めておくこと。
たとえば部屋の片付けなら、床も机も何も物がない状態が理想だとします。
もちろん子どもにはその状態を目指すように伝えます。ただその基準だけだと、少しでも物が片付いていないとイライラが蓄積してしまいます。
そこで「踏んだら怪我したり、壊れるものが床になければいい」などの裏基準を決めておき、そこに触れるまでは大目に見ることで、イライラしにくくするというやり方です。
人の目や自分のプライドとゴッチャになって子どもを叱ってしまうこともあるので、「何かあったときに一番重要視すること」を決めておくのも大事ですね。
人が怒ることは、その人が大事にしていることの裏返し。
人によって大事にしていることの優先順位は違ったりします。
怒りとの付き合い方はそのまま子どもにも伝えられること。まずは自分が上手に怒りをコントロールできるようになりたいと思いました。
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