タンパク質は筋肉、内臓、血管など私たちの体をつくっている栄養素。筋トレをしている時はもちろん、筋トレしない方やダイエット中の方もタンパク質をしっかり摂りたいですよね!
鶏肉がヘルシーとはよく聞きますが、牛肉はダイエットには向くのでしょうか?!
牛肉の栄養素やダイエットにも嬉しい効果をまとめていきます!
この記事はこんな方にオススメ!
- お肉、特に牛肉はカロリーが高そうだからダイエット中は食べない
- タンパク質は大事と言っても結局何を食べたら良いか分からない
- 筋トレしているから鶏肉一筋!
結論:ダイエット中も部位を選べば牛肉を食べてOK!むしろ食べるべき!!
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牛肉のカロリー・タンパク質・脂質をチェック!
100gあたりの栄養はこちらです!(輸入牛肉、生、ヒレ以外は脂身つき)
ばら | かたロース | もも | ヒレ(赤肉) | |
エネルギー | 338㎉ | 221㎉ | 148㎉ | 123㎉ |
タンパク質 | 14.4g | 17.9g | 19.6g | 20.5g |
脂質 | 32.9g | 17.4g | 8.6g | 4.8g |
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」食品成分データベース (mext.go.jp)
ちなみに、皮付きの鶏むね肉は100gあたり229㎉、タンパク質19.5g、脂質17.2gです。
正直に言うと私は普段あまり牛肉を買いません。牛肉は値段が高いのに加え、脂肪分が多いと思っていました。
たしかに焼き肉でカルビとして使われる「バラ」やステーキによく使われる「サーロイン」は脂質が高いですが、肩ロースやモモだったら鶏ムネ肉とそこまで変わりません!
ダイエット中は牛肉を敬遠していた方や、筋トレ=鶏肉!と思っていた方(私も)には意外な結果ではないでしょうか。
(ちなみに、輸入牛肉と和牛肉で数値が分かれていて、和牛肉は全て輸入牛肉より脂質が高めになっています。)
他にもある!牛肉に多い嬉しい栄養素
L-カルニチン
L-カルニチンは、脂肪を燃やすのを促す働きがある物質です。ダイエットサプリなどで聞いたことがあるという方もいらっしゃると思います。アミノ酸を原料に体内でも作られていますが、年齢と共に作られる量は減っていくそう。
このL-カルニチンは赤身肉に多く含まれているので、鶏など白っぽいお肉には少なく、牛肉の赤身が多い部分には豊富なんです!お肉を食べて脂肪燃焼につながるなんて嬉しいですね。
アナンダマイド
アナンダマイドとは、脳の快感中枢を刺激して幸福感をもたらす物質です。お肉のサシに含まれる脂肪酸の一種「アラキドン酸」が体内で変化してできます。牛肉を食べると「幸せ」を感じやすい理由はこんなところにあったんですね。
ダイエット中にサシの多い部位は食べないようにしている方が多いと思いますが、時には食の幸福を感じてストレス発散するのもいいかもしれません!
牛肉の部位
焼肉店などでは牛肉の部位を見ることがありますが、名前だけ見てもなかなかイメージがつきませんね。
ここでご紹介した部位は
バラ…焼き肉、すき焼き
肩ロース…しゃぶしゃぶ、すき焼き
モモ…ステーキ、ローストビーフ、煮込み料理
ヒレ…ステーキ、ヒレカツ
などの料理に向いています。
他にもお尻の部分の「ランプ」や煮込み料理によく使われる「スネ」は脂肪分が少なめです。
ダイエット中に気をつけたいポイントは?!
焼き肉よりステーキ
牛肉の部位によって脂肪の量は全然違います!
焼き肉のカルビは高脂質です。またいろいろな部位を少しずつ食べることで何をどれだけ食べたか把握しづらくなり、食べ過ぎることも。タレも砂糖などが多く使われていることが多いです。
それに対してステーキは塊肉なので、モモや肩ロース、ヒレなどの部位を選べばダイエット中にもオススメ!
ヒレは希少部位なので価格は高くなりますが、モモや肩ロースはサーロイン・リブロースなどに比べると価格もお安めです。
しっかりタンパク質が摂れ、脂肪分は少なくてもレアで焼くことでパサパサせず、柔らかい状態で食べられます。最高ですね。
甘じょっぱいソースではなく、ワサビ醤油や塩コショウで味付けするのがベスト!
焼き方のコツはこちらもご覧下さい。
肩ロースステーキをやわらかく焼く方法!たった3つのコツでOK – macaroni
甘じょっぱい味付けを避ける
牛丼や肉豆腐などの甘じょっぱい味付け…美味しいですよね。ご飯も進みます。
調理したことがある方は分かると思いますが、相当の砂糖やみりんを使っています。食べたいときは家で甘味料の種類をラカントなどにしたり、甘味の量を減らす、塩ダレなど他の味付けにするのがオススメです。
よく噛んで満足感を更にアップ
牛肉は食べ応えがありますし、アナンダマイドが出ることで食事の幸福感がアップします。
ゆっくりよく噛むことで更に満腹感がアップします!せっかく食べるなら存分に牛肉を堪能しましょう!
まとめ
思っていたよりも牛肉のカロリー・脂質が低めだったので驚きました!
タンパク質豊富で脂肪燃焼に嬉しい成分も含まれる牛肉は、ダイエットにもむしろオススメです。
毎日鶏肉では飽きてしまう…という時には、部位や味付けに気をつけながら是非食卓に取り入れてみてください!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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◎タンパク質の多い食材についてはこちらの記事もご覧ください。
鶏もも肉と鶏むね肉の違いは?カロリーやおすすめ調理法!