最近「男の子の育て方」という本をチラチラ見かけていて、「女の子バージョンはないのかなー」と思っていたら、著者違いで発見しました。
約12,000人の乳児から大学生を指導してきた著者竹内エリカさんによると、男の子と女の子は脳も体の発達も違っていて、女の子に合った接し方が必要なんだそうです。
それにしても「一生を決める」とは…重大。
男女で分けることに抵抗がある方には向きませんが、低年齢のうちからある程度見通しを持って子どもと関わりたいという方にはおすすめの本です。
男の子と女の子の違い
女の子は感性や共感力が強く、優しい子が多い。おしゃべりが上手で発達が早く感じるそうです。
男の子はたくましくて乱暴に見えることも多い。イタズラ好きで奔放そうでも実は甘えん坊な子も多いそうです。
…当てはまらない子も多そうですが…。
年齢ごとに意識すること
この本では女の子育児で0歳~6歳のときに意識するといいことがそれぞれまとめられています。
- 0歳…「感性」を育てる
- 1歳…「自主性」を育てる
- 2歳…「創造力」を育てる
- 3歳…「依存しない心」を育てる
- 4歳…「問題解決の力」を育てる
- 5歳…「上手に自己主張する力」を育てる
- 6歳…「自己肯定感」を育てる
年齢に合わせて段階があり、たとえば1歳のときにしつけをしようと思ってもあまり効果はないようです。
1歳の今取り入れようと思ったこと
6歳まで「なるほど」ということはいくつかありますが、特に娘が1歳半の今やってみようと思ったことはこちらです。
動きを止める練習をする
歩けるようになったら次は自分の意思で止まったり戻ったり…。
自分の体を思い通りに動かすのは自律性を鍛えることになり、トイトレでおしっこをガマンしたりすることにもつながるそうです。
「止まって!」と声をかけたり音楽を止めたりして、遊びながら止まる練習をしてみると、娘はワンテンポ遅れてちゃんと止まるので楽しかったです。しばらく続けてやってみようと思います。
上半身を鍛える
転んだときにとっさに手が出て体を支えるためには、上半身の力が必要です。この上半身の力を鍛えてくれるのが、ハイハイ。
女の子は周りの大人や兄弟と同じ動きをしたがり、早めに立ったり歩き始めたりしてハイハイの期間が短い子が多いそうです。
真似が好きだからこそ、歩くようになってからも大人がハイハイをしたりすると一緒に上半身を鍛える時間を作ることができます。
ジャングルジムもいいそうですが、家には置けないので子育て支援センターなどでたくさん遊ぼうと思います。
男女差はあるのか?
「自己主張する力」や「自己肯定感」…男女ともに大事では?と思いました。
これだけジェンダーレスと言われている時代なのにこの本が出るということは、たしかに発達学上の違いはあるんだと思います。
男の子を育てたことがないので分かりませんが、脳科学的にも(空間認知とか?)身体的にも(バランス感覚とか?)、意識的に鍛えた方がいいことはあるかもしれません。
ただデータや裏付けとなる研究があるわけではなく、全体的に男女で分ける必要はあるのかなと思いました。
「女の子だから優しい!」と周りの大人が先入観を持ってしまうのもどうなんだろう?と感じます。
男の子でおしゃべり上手な優しい子もいるだろうし…
男女で分けるやり方に抵抗がある方には向きません。(そういう方はそもそも手に取らないか)
年齢ごとに分けられているのも、年齢というよりその子の発達で見た方がいいと思います。
ただステップを踏んで発達するのに合わせ、具体的な関わりが書かれているので取り入れやすくはあります。
いそがしい育児中でもサラッと読むことができる本です!
0歳~6歳の子をもつ方にオススメ!
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