あなたは『読み聞かせ』と聞くと、どんな場面を想像しますか?
私は大人の膝に子どもが座ったり布団に添い寝したりして、子どもが静かにお話を聞いているイメージがあります。
でも「最高の読み聞かせ」という本によると、アメリカでは親子で絵本を読む風景が全く違うそうなんです!!
本のデータ
「思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ 最高の読み聞かせ」(著者:加藤映子、出版社:かんき出版、2020年)
日本での読み聞かせ
日本では大人が絵本を書いてある言葉通りに読み、子どもは黙って聞くのが一般的だと思います。
多くの方が「親子間のコミュニケーション」や「情操教育」、「集中力を高めること」などを目的に読み聞かせをしています。
この読み聞かせスタイルは子どもが物語の世界に入り込むことができ、想像力が養われそうな気がしますよね。
アメリカでの読み聞かせ
それに対してアメリカでは多くの方が「子どもが文字を習得すること」を目的に読み聞かせをします。
英語では同じアルファベットでも様々な読み方をするので文字を読めるようになるのが難しく、子どもの文字習得は親の責任という考え方があるそうです。
そして、大人が読み聞かせをしている途中で子どもにどう感じるかたずねたり、物語を要約してもらったりします。
これが子どもたちが絵本を読みながら自分の考えをまとめ、分かりやすく人に伝える練習になるんです。こうした絵本の読み方を著者の加藤さんは「ダイアロジック・リーディング」と呼んでいます。
内容を理解したり自分の意見を持って話したりということは、小さい頃から訓練しなければ急にはできないことなんですね。
「ダイアロジック・リーディング」をしていくと、子どもは絵本の時間に自分の考えを話していいと感じるようになるので「うるさいくらいにしゃべる」そうです!!
著者も言っていますが、読み聞かせの風景は
「黙って先生の話を聞くのがいい」とされる日本の授業風景と
「活発に意見を交わすのがいい」とされるアメリカの授業風景との違い
に重なりますね^^;
思考力も伝える力も「訓練して伸ばせるもの」!
私は意見をまとめて人前で話したり、議論をしたりということが昔から苦手です。それは才能がある人だけができることなのかも…とも感じていました。
この本を読んで、小さい時から練習していけば自分の意見を持って話す能力を育てることができるんだと思えたのが嬉しかったです。
また、絵本をそのまま読むだけでなく、子どもが現実世界で体験したことに関連付けたり「こんなとき〇〇ちゃんならどうする?!」と考えを聞いたりすることで、短い時間でもより濃いコミュニケーションがとれそうです。
ただ、この読み方は大人もめちゃくちゃ頭を使いますね💦慣れも必要…
本の中には絵本を読みながら聞きやすい質問のタイプや、実際の絵本を読む親子の会話集も載っています。
普通に読むときもあっていいけど、たまに質問をしてみると今後どんな会話ができるのか楽しみです。
ちょっとやってみようかな!と思った方はぜひ「最高の読み聞かせ」を手に取ってみてください!!
☆「なかなか読んでいる時間がない!」という方は、何かしながらAudibleで聞くのがオススメ!!
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