「またお菓子食べちゃった!」
この記事を開いてくれたあなたは、お菓子をやめたい、量を減らしたいと努力されていることと思います。
私も甘いものに目がなく、毎日のように何かしらのお菓子やスイーツを食べていました。
ただ、昨年1週間のお菓子断ちで変化を実感してから、お菓子の量は大きく減りました。(全く食べないわけではありませんが…)
その生活を続けていると、いくつか心身の変化を感じ、なかにはお菓子を食べていたときには予想できなかった変化もありました。
今回は私が感じた5つの変化をまとめます!
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①体の変化
まずはじめに、体にいくつか変化を感じました。
体重が増えにくくなった
甘いものの量が減ったら、普段の食事は制限していないのに体重が増えにくくなりました。
毎食主食のご飯は食べるし、外食することもあるのにです。
お菓子はよく「エンプティカロリー」と呼ばれます。糖質・脂質たっぷりなわりに、ビタミン・ミネラルなどの栄養はわずかだからです。
糖質や脂質を燃やす(代謝する)のにはビタミンやミネラルが必要。
今までは食事を節制していたつもりで栄養バランスが悪くなり、燃え残った糖質や脂質が体脂肪となって蓄積していたようです。
むくみにくくなった
以前は立ち仕事だったこともありますが、夕方にはむくみで足がパンパン、ダルくなっていました。
今はそのことを忘れているくらい、むくみにくくなりました。
砂糖は体内で多くの水分を蓄えます。
水分はむくみや足の太さだけでなく体重自体にも関わってきますね。
肌荒れが減った
吹き出物ができる回数がグンと減りました。
たまにできてしまってもヒドくならずにすぐ治ります。
②味覚の変化
以前より、甘さを強く感じるようになりました。
今まではあまり甘さを感じず、「これならゼロカロリー!!」と思いながらお菓子を食べていました。食べ出すと2つ3つとほしくなることもしばしば。
今、同じお菓子や飲み物がとても甘く感じるのでビックリします。
1つで十分満足だし、中には一度で食べきれないものも。「なんでこれがあんなに好きだったんだろう?!」と思うことすらあります。
甘味を食べると脳内でドーパミンが出ます。ただ、次は同じ量では脳は満足しなくなります。
もっと甘いもの、もっと多くと無意識に食べる量が増え、甘味も感じにくくなっていたようです。
③心の変化
甘いものが食べたいと思うこと自体が以前より減りました。
以前は毎日毎日「食べたい…いやでも…」とソワソワする時間がありました。
特に出産直前はお菓子の量がピークでした。
引っ越しをしたので、前住んでいた家と新しい家の近くで食べ歩き(多くがデザート付)、ありがたいことに産休前に多くの方から送別のお菓子もいただきました。
出産までにもう体重は増やせない!甘いものはそんなに食べちゃいけないのに、美味しそうなのが家にある。産休に入って仕事もない。
食べたくてずっとイライラしたり、食べてしまって後悔したり…
かつては甘いものが幸福と思って食べていました。実際は1口目を食べる幸せな瞬間よりも、むしろイライラしている時間の方が長かったかもしれません。
今でも目に入れば食べたくなります。
以前アルコール中毒になって断酒している方の手記で、「お酒が飲みたくなる料理を食べない、お酒が飲みたくなるシチュエーションに行かない」と書いてあるのを見たことがあります。
お菓子を減らすにも、徹底的に目に入らないようにするのが一番だと思います。
それでも食べたくなるときがあります。
最近はそれがどんなときか、客観的に見られるようになってきました。
「期間限定」のワナ
コンビニスイーツ、フラペチーノ、チョコレート、アイスクリーム、ファミレスのデザート…
「新商品」「期間限定」と聞くと今食べなければいけないような気がします。
でも結局定番メニューが美味しくてそっちも食べるんだよね。
「もったいない」のワナ
いただきもの、お裾分け、お土産。
皆がよかれと思って甘いものを持ってきてくれます。
期限が近いから、食べてしまわないと…
大義名分ができて、一度にたくさん食べることにつながりやすいです。
「イベント」のワナ
私の【お菓子やめたい方必見】もしかしてお菓子依存症?!1週間お菓子断ちしてみたという記事は、クリスマス~お正月で閲覧数がグンと増えました。
イベントがあると「今だけ特別」と食べてしまうのは私だけじゃないようです。
ただ、甘いものには常習性があります。1週間も食べ続けたら、もっともっと欲しくなります。
そのうちバレンタインが来ます。ホワイトデーも。誰かの誕生日。お花見。
イベントは一年中続きます。
「ご褒美」のワナ
甘いもの欲が厄介なのは、単なる食欲ではなく「ストレスを発散したい」「頑張っている自分にご褒美をあげたい」「何か特別感がほしい」などの気持ちが絡んでいること。
スカッとしたいんですよね。
お菓子以外でスカッとできる方法があると、お菓子欲がスッと減ることがあります。
深呼吸する、水を飲む、換気するなどその場でできることがオススメです。
私は家にいるときはジャンプをしたり、エアロバイクを1分間全力でこいだりすると落ち着きます。
「脳を鍛えるには運動しかない」という本を読んで、このやり方は脳の仕組み的にも理にかなっているのではと思います。
④支出の変化
毎日のこととなると、お菓子への出費はバカになりません。小麦粉他物価が高騰する中、お菓子・スイーツもだんだん値上げしています。
甘いものをよく食べていたときは「この楽しみのために働いてる」とすら思っていましたが、あまり食べなくなったら案の定出費が減りました。
⑤子どものおやつの変化
好みや食べ方は家族にも少なからず影響します。
一番影響するのは子どもではないでしょうか。
1歳8ヶ月の娘は卵アレルギーがあるのでケーキやプリンはまだ食べられません。できるだけ果物や焼き芋などをおやつにしています。
普段食べないお菓子は、見てもあまり食べたがりません。
あるとき「アレルギーじゃなかったら食べさせてただろうし、今頃私と同じように甘いもの大好きになってただろうな」と気付いてハッとしました。
大人でもお菓子の誘惑に抗うのは大変。欲求をコントロールする脳がまだ未発達な子どもにはもっと大変なことです。
夫はもともと甘いものを自分で買って食べることはしなかったのに、私と住み始めて大好きになってしまいました。
でも私が好んで買いおきしなくなって、夫も食べる量が減っているようです。
お菓子を減らしたいと思うのには理由があるはずです。
実際食べ過ぎれば体重が増える、糖尿病など将来の病気、ソワソワして集中できなくなるなどの危険があります。
お菓子を食べ続けることで、その危険をそのまま家族にも渡してしまっているかもしれません。
本気でお菓子を減らしたい方は、「なぜ減らしたいのか」を身近な方にもプレゼンするつもりで伝えてみるのもおすすめです。
あなたがお菓子と距離を置くのに協力してくれるかもしれないし、あなたの姿勢はきっと家族にも影響します。
お菓子は悪ではない、けれど
ここまで書いておいてなんですが、お菓子や甘いものは決して悪ではありません。
ただ、以前の私は「やめたいのについ食べてしまって自己嫌悪」を感じていました。
お菓子はたまに(週1~2回)食べるからこそ、その甘さを存分に感じて特別なご褒美になります。
きちんとお皿に盛って誰かと食べればその時間が記憶に残ります。
「マイルドドラッグ」とも呼ばれている砂糖。
お菓子をやめたくて悩んでいる方は、あなたの意思が弱いのではありません。
少しでもお菓子との付き合い方を変えるきっかけになれば嬉しいです。
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お菓子などの「超加工食品」。止められなくなる理由が分かりやすく解説されています。
ミス・ユニバースがどんな食事をしているかが分かります。砂糖についても言及。
マンガで読みやすいです(ちょっと論理が強引に感じますが…)。白砂糖の精製の仕方が載っていて、ちょっと怖くなりました。