すぐ疲れてしまう、イライラしやすい、貧血がひどい…
子どものこういった状態には、毎日の食事が大きく関わっています。
「冷蔵庫の中身がカラダの中身」というキャッチフレーズが気になってこちらの本を読んでみました。
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生活習慣病は遠い未来の話ではない
今子どもに糖尿病や高尿酸値血症の子が増えているんだそうです!!
周りの大人がどんな食事スタイルをしているかの影響は大きいですね。怖っ!と思いました。
p49に書かれていますが、ジュースなどに多く含まれる「果糖ブドウ糖液糖」は白砂糖よりも精製度が高く、急激に血糖値を上げます。
くわしくはこちら→気付けば果糖に囲まれてる私達ー「お菓子中毒を抜け出す方法」を読んで
以前、パウチ入りで1歳から飲める野菜や果物のジュレに果糖ブドウ糖液糖が入っていることに気付いて(しかも原材料の2番目とかに!)「子ども用のものでも普通に入ってるんだなー」とびっくりしました。
ブドウ糖液糖=ブドウではありません。
野菜ジュース=野菜ではないし、甘いジュース=お茶や水でもありません。
手軽にあげられますが、ご飯前空腹の時などに知らずに渡してたら子どもの血糖値は急上昇と急降下を繰り返します。怖いです。
大人でも甘いおやつをやめるのは大変なのに、子どもがほしがるのは尚更ですよね。
大人が危機感を持っていなければ際限なく食べてしまうかもしれません。
他にも「トランス脂肪酸について知らなかったという人が多い」と書いてあったのに驚きました。
それぞれそこまで踏み込んではいませんが、この本に基本的な栄養の知識が網羅されて分かりやすくまとまっています。
活用できるレシピも数種類
不足しがちな栄養を補えるレシピ、朝食やお弁当の具体例なども載っています。
年齢ごとに1日で食べたい食材を網羅した献立もありました。朝昼も副菜バッチリ、鍋いくつ使うんだ…??という感じではありましたが…。
レシピ集というよりは、短時間で準備できるためのコツや作り置きアイディア・乾物ストックなどが載っています。
どうしても作りやすく食べてくれるものでワンパターンになりがちなので、ちょっとしたコツが知れるのはいいですよね。
もっとレシピを知りたい方は、別冊レシピもあります!
成功する子とは?
「ダシなどの『うまみ』は砂糖と同じくらい快楽ホルモンが出る」とか、「笑顔で楽しく食べると栄養の吸収率まで上がる」とか、
へー!と思う内容もありました。
ただ気になるのが、タイトルの「成功する子」というのはなんなんでしょう??成功とはどういう状態のことなのか、食を変えたら子どもがどう変わったなどの実績などは何も書かれていませんでした。
98pに「まともな子は食事が9割」とも書かれていて、ちょっと嫌でした。まともって。
親が食べるものに無関心だと将来の病気のリスクが上がったり、食事で子どもの集中力やイライラしやすさが変わってくるのは本当だと思います。
この記事を読んでくださるような方は、きっと食事を意識している方です。
毎日のことだからこそ、いそがしい中でも知っているかどうかだけで違います。子ども自身と内容をシェアしてもいいかもしれませんね!