私にも罪悪感がいっぱいあったみたい。「罪悪感がすーっと消えてなくなる本」

人からの期待に応えようとしすぎて、無理をしてしまう…

誰かの力になれなかった苦い経験がある…

パートナーや同僚の機嫌が悪いと、自分が何か悪かったのではと考えてしまう…

こんな気持ちを感じることはありますか?

自分では意識していなくても、「罪悪感」を感じている人は多いようです。

今幸せになれていないと感じる場合はこの「罪悪感」が関係している可能性があると、「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」を読んで知りました。

本のデータ
「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」
著者:根本裕幸、出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン、2019年06月

誰にでもある?罪悪感

何も悪いことをしていないのに感じる罪悪感は、程度の大小はあれど皆持っている感情なんだそうです。

この罪悪感は全てが悪いわけではありません。

ただ強すぎると、あえて自分が幸せになれない道を選んでしまったりします。

子どもの頃大好きな両親の願いや期待に応えられなかったり、両親が悲しい顔をしているのを「自分のせい」と感じる経験から罪悪感が始まることも多いそうです。

また、癒着」という関係性についてこの本を読んで始めて知りました。

精神的に相手との境界線が無くなり、心や頭の中が相手のことでいっぱいになってしまっている状態のことです。

お互いが相手に対して罪悪感を感じることで癒着関係の原因になりやすく、離れられなくなります。

日本では「母子癒着」は多く見られ、(不倫など)問題のある恋愛も癒着関係になりやすいそうです。

自分はこんなこと思ってない

この本の最初にあった罪悪感の兆候では、「自分は幸せにはなってはいけないと思う」とか、「自分は毒だと思う」とか、読んでいるだけで気が重くなるような文章が続いていました。

確かにこんな風に思っていたら毎日大変そう。

自分はここまで思っていないし、1つも当てはまらないと感じました。

「癒着」に関しても最初は「自分は全く関係ない」と思いました。

私は結構放任主義で育てられた気がします。

母と一緒に買い物や旅行に行った経験も少なく、友達のようなお母さんにはずっと憧れていました。

癒着とは程遠いはず。

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思い当たる節があった

ただ、この本を手に取った時点で何か感じるものはあったのかもしれません。

「癒着」について読み進めていくと自分にも思い当たる箇所がありました。それはこんな部分です。


母子癒着は、母親が心配性や過干渉だったり、逆に放任だったりすると起こりやすい。

両親の夫婦仲があまり上手くいっておらず、本来父親に向かう気持ちが子どもに向いて起こることもある。

子どもの頃は、世の母親はそんなもんと思って疑問も感じない。

そして、日々「親の言うとおりにできない」ことが罪悪感につながっていく。

感情的に言ってしまう母親も罪悪感を感じ、お互いの罪悪感から「癒着」関係になりやすい。

子どもは成長につれて母親の感情的な起伏がプレッシャーになってくる。

母から離れようとし、ヒステリックになる母を理性的に論破したり物理的に距離を置いたりするが、

距離を置いても癒着は切れていない

普段は「もう関係ない」と思っていても、母親が何か頼んできたら「お母さんがかわいそうだし…」と言われた通りにしないといけない気がする。

親子の癒着があった人は他のこと(仕事や恋人など)とも癒着関係になりやすい。


この部分を読んで、私は母の「いつも家にいてほしい、(母の思う)いい娘であってほしい」という願いに応えられないことを申し訳なく思っていたのかもしれないと気付きました。

私の家も夫婦仲はあまり良くはなく、夫との関係を取り持ってほしいという希望もあったのかもしれません。

でも、それは10代の私には叶えきれませんでした。

私は「勉強しなさい」と言われた覚えはあまりありませんが、何かから逃げるように勉強していました。

「いい娘」でいられないから、勉強や部活など他のことを必死にやるしかなかったのかもしれません。

高校卒業時、小さいときお世話になっていた児童館の先生に言われた「親の近くにいることだけが親孝行じゃない。自分の力を活かして働くことが親孝行」という言葉に励まされたのを今も覚えています。

母は母、娘は娘、私は私

そして、癒着体質は治ってないから実家を出てからも仕事などに没頭してきたのかも。

職場で人間関係が辛くなっても「ここは耐えねばならぬ」みたいな妙な意地がありました。

子育ても「できるだけご飯は手作りしなきゃ」、「子どもと一緒に遊ばなきゃ」と思っていて、できないとなんとなく罪悪感な気がしていました。

誰かにそうであれと言われたわけではありません。

逆に認めてもらって、「もっと楽でいいよ」と言われても、自分自身が「やらなきゃ」と思っているから罪悪感は消えません。

罪悪感は愛があるからこそ生まれることが多い感情だそうです。愛を持ってることはすごい。

でも私は私のままでいい。

そんなに必死に誰か期待応えようとなくてもいいんだ

子どもを産むなら「ひとりっ子はやだなあ」と思ったこともありました。

それは自分がひとりっ子で、母と1対1だったのがキツかったから。

それはつまり、自分が娘に同じ期待をかけてしまいそうな気が今からしているということ…。

この連鎖はここで切ろう。

親は親だけど他人。親の問題は親の問題。

そして、娘も娘のまま、存在しているだけでいい。

「私の中の架空の良い母」を目指すより、私は私のまま毎日笑ってられた方が絶対娘も気が楽なはず。

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